プログラマーの転職・求人情報と基本的な仕事内容

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プログラマーがこれから転職する時に抑えておきたい求人情報まとめ

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求人サイトのプログラマーを募集する企業は、オープン系、Web系、組込系、汎用機系、パッケージソフト系の4種類に分類されます。これら分類は開発するシステムが動作する環境やサービス形態を表しています。全体的にはSIer企業からの求人募集になりますが、Web系とパッケージソフト開発はサービス展開を行う企業からの求人もあります。

分類ごとに開発言語は大きく異なり、共通するキーワードはJavaです。オープン系とWeb系ではJava、C#、PHP、C++の順序で募集数が多く見受けられます。組込系は使用する言語がCとC++が大半です。汎用機系は金融業界がメインとなるためCOBOLになります。パッケージソフト系はJava、PHPになります。

業務経験が浅いエンジニアをプログラマーと捉える企業もあり、 SEとの明確な境目がなく求人募集されているのが特徴です。

市場が求めるプログラマーの人物像

転職市場では中途採用者に求めるものは「即戦力」「将来性」のどちらか、またはその両方になります。

即戦力採用で重視されるのはこれまでのポジションと経験

プログラマー職での中途採用では、開発言語について理解がある、インターネット技術の仕組みを理解しているか、などのIT技術の基礎がある人を評価します。

そのため、即戦力を求める企業では、採用面談時にどのような業務を、どのような立場で、どのような成果を残したかを説明することで評価を得ることができます。

ポテンシャル採用なら向上心に注目

将来性を求める企業では、特定分野についての実務経験がない、または少ないけれども知識習得に自助努力している、意欲的であることを確認するでしょう。

どちらの採用であっても学習意欲が高い、リーダーシップをとれる、行動力があるなど自律的な人物が求められています。

活躍できるプログラマー人材

プログラミング能力は個人によって大きく能力に差が出ます。これは業界では当たり前の認識です。プログラミング能力が高く、またコーディングするスピードが速い人材は周囲から期待が持たれます。

プログラマーはスピードを評価?

新規開発する機能について、お客さんにデモンストレーションする必要がある場合など、急ぎでプログラミングをお願いしたい事が多々あります。そのようなときに真価を発揮することで、仕事ができると評価されます。評価されると仕事が次々と舞い込むため多忙になりますが、新しい仕事を貰うチャンスが増えます。

仕事ができる人には単純作業などはお願いされず、新しい技術の調査など難易度の高い仕事を依頼します。そのため、知識や経験が豊富になっていきます。

フレームワークなどの知識も身につけておくと吉

上記の例は典型的な流れですが、開発現場ではよくみられるものです。またフレームワークの知識があるなど、技術に明るいプログラマーも高い評価が得られます。

プログラマーの仕事内容・平均的な残業時間・求められるスキル

それでは、プログラマーの仕事内容や残業時間、必要とされるスキルについて見ていきましょう。

プログラマーの基本的な仕事

プログラマーはソフトウェアライフサイクルの下流工程を担当することが多い職種です。

下流工程とはプログラミング設計、実装(コーディング)、全テスト工程を指します。

プログラミング設計は、設計書を作成することは少なく、モジュールをどのように分割するかを検討する作業になります。システム全体で使用する共通的な変換処理などのAPIを定義します。

また機能ごとのAPIをどのように分割するかを検討します。

実装はプログラミングを行う工程です。開発中はプログラミングしたものをすぐに動作を確認できる環境にあるため、楽しいと感じることが多い工程です。

あいまいな設計や未検討事項が多いためにプログラミングが出来ない、技術的な課題が解決できないなどのトラブルが発生しやすく、プロジェクトによっては多忙を極める工程でもあります。

プログラムのテストも重要な仕事です。

単体テストが終わった後のテスト工程は、作ったプログラムが想定どおりに動作するかを検証する工程です。

単体テスト、結合テスト、総合テストという順序で検証を行います。

  • 単体テスト…モジュールごとの動作を検証します。
  • 結合テスト…モジュール同士をうまく制御できているかを検証します。
  • 総合テスト…システム全体での動作を検証します。

テスト工程で見つかった不良(バグ)が大量発生してしまうと、不具合改修に追われ多忙になるケースが少なくありません。

また上流工程での作業遅れや実装工程での作業遅れを、テスト工程で取り戻す必要がある場合があります。そうしますと残業を依頼されてしまう場合もあります。

残業時間はどれくらい?環境別の平均労働時間を調べてみた

賃金構造基本統計調査より、プログラマーの平均残業時間は20時間となっています。

SEと比べると労働時間の平均は長い

企業規模ごとの所定内実労働時間と超過実労働時間を比較するとSEと比べて労働時間が長い傾向になります。

また大企業と中小規模を比較すると労働時間に大きな差があります。

企業規模別平均労働時間

  • 10~99人:平均月労働時間180時間(約1日9時間)
  • 100~1,000人:平均月労働時間181時間(約1日9時間)
  • 1,000人以上 :平均月労働時間165時間(約1日8時間15分)

残業代の確認は必ずしましょう!

みなし残業制を適用している企業が多くみられますが、残業代は深夜残業のみ支給する企業もありますので、残業代の支給についてはしっかり確認すべき点といえます。

中途採用後に求められるスキル

プログラマーが中途採用された後に求められるスキルはプログラミング言語の開発能力だけではなく「論理的思考力」も同時に求められます。

プログラマーに求められる「論理的思考力」とは?

論理的思考力は「課題を解決するために、物事を順序立てて考える思考力」として捉えられています。

論理的思考力が低いと、曖昧性があることで意図しない処理を組み込んでしまうなどの恐れがある、順序立てた考えが即座に浮かず業務効率が悪いといった問題に繋がります。

論理的思考は訓練することで身につけることができますが、個人の特性によって向き、不向きがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

実は、プログラマー職は募集件数がSEと比較して、やや少ない傾向があります。

ですが、応募資格自体は「何か開発経験をもっていること」や「20代まで」といった敷居が低く設定されている事が多いので、新しい職場を見つけること自体は難しくありません。

また、ある程度の経験が詰めれば、プログラマーからSEへキャリアアップすることが出来るので、積極的にSEへの転身も視野に入れた方がいいでしょう。

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