インフラエンジニアが転職後に活躍出来る業種・業界を徹底調査 2017.06.06
インフラエンジニアは、企業のネットワーク、サーバの設計や構築をおこなうエンジニアです。
企業のインフラを整備する仕事の為、不況に影響されにくいという特徴があります。
その一方で、常駐先で大量の課題を依頼されるといった場合もあり、常に良い待遇で働けるわけではないようです。
インフラエンジニアが転職を行う場合、どの様な業種・業界であれば、内定がとれやすく、スキルを活かして働けるのでしょうか。
インフラエンジニアが他業種・業界へ転職を考えるべき事例
ある程度キャリアを積んだエンジニアの多くは、専門スキルを学び、より専門的な業務を受け持つ事でスキルアップを目指します。
その点、インフラエンジニアは、ネットワーク環境等を構築するという珍しい業務を受け持つ事が出来ますし、キャリアアップ後はインフラ整備に特化したプロジェクトリーダーとして重宝されます。
特に、サーバ仮想化の導入メリットが叫ばれている現在、こうしたエンジニアの需要は更に高まると思われます。
しかし一方で、インフラエンジニアが転職を考えるべき局面もいくつか存在します。
今回は、そんな事例を紹介していきます。
インフラ以外の分野で頭角を現したいなら転職がおすすめ
情報技術の進展により、特にWeb業界市場でエンジニアの重要性が高まった昨今、エンジニアが就ける業務は多数あります。
もし、技術を活かして、社会的に影響力のあるアプリ、サービスのリリースに関わりたいなら、インフラエンジニアの様な、「縁の下の力持ち」的な業種よりも、アプリエンジニアなどの業種に転職する事をすすめます。
SEが必ずPMになった昔とは違い、今は自分のキャリアは自分で作り上げていく事が求められます。
転職市場は年齢が結果に大きく影響するので、キャリアプランを早めに練っておきましょう。
IT業界の中でもインフラエンジニアの仕事はきつい方
現在、企業のタイムカード、給与明細を始め、各種データがIT化され、蓄積されています。
それ故、データの蓄積が一気に麻痺してしまうと、企業は大打撃を受けます。
こうした分野の構築や復旧を受け持つインフラエンジニアは、必然的にイレギュラーな復旧作業も多いですし、インフラ構築にも大きな責任があります。
加えて、こうした業務は、他業種・業界の人間からすると意義が分かりにくいので、評価されにくいという難点も抱えています。
もし、働きに見合った評価を受けたいのであれば、他業種への転職も一つの手でしょう。
インフラエンジニアが同業種・業界へ転職するならアプリ系がおすすめ
前述の通り、インフラエンジニアの需要は無くなるとは思いませんが、案件の数は企業の規模に大きく左右されてしまいます。
また、インフラは一度改善されてしまったら、「今の技術で十分」と考える企業も多いので、案件数は将来的に減少すると考えられます。
そんな中、より将来性があるのは、アプリ系のインフラエンジニアだと言われています。
アプリは、大手企業が大規模なプロジェクトで作成したものでも、欠陥が見つかりやすい、未成熟の分野です。
それ故、アプリ系のインフラ整備に特化していれば、大手企業からも重宝されるでしょう。
ただ、アプリはシステム系よりも素早い対応が必要になるので、根性と技術の高さが必要になります。
インフラエンジニアが異業種・業界へ転職するならメーカーがおすすめ!
インフラエンジニアは業務自体が特殊であるという事もあり、同業種・業界からは評価がされにくいです。
特に、社内SEは情報セキリュティ系の実務経験や高いプログラミングスキルが求められる事が多く、インフラ系出身者は難しいと言われています。
それでは、異業種・業界に転職をする場合、どの様な分野が向いているのでしょうか。
メーカーは業務効率化スキルを評価されやすい
インフラエンジニアは、難しいプログラミングが出来る事よりも、インフラ障害をどれだけの期間で復旧できるかといった、時間効率化のスキルを強く求められます。
こうしたスキルが必要な分野に、メーカー業界が挙げられます。
メーカーは、限られた時間の中で、どれくらい生産性を高めるかがカギとなります。
効率を考えるのが得意なインフラエンジニアは、能力を活かしながらモチベーション高く働けるのではないでしょうか。
コンサルタントも効率の良さが求められる業種
IT以外にも、様々なコンサルタントがいますが、この業種・業界も、顧客に対して効率良く提案を行う事が求められます。
それ故、効率良い課題解決法を常に考えているインフラエンジニアに適した業種といえるでしょう。
しかし、コンサルタントもインフラエンジニア同様、相手企業の都合によって動かなくてはならない業界なので、注意しましょう。
安定した職を求めるなら景気に左右されないインフラエンジニアに
インフラエンジニアは、景気に左右されず、将来性もある職種ですが、働き方に問題を抱えがちです。
しかし、能力は高く、転職理由もしっかりしている場合が多いので、比較的有利に内定まで進める可能性が高いです。
今はエンジニアが自らキャリアを作る時代です。熟慮して、悔いの無い企業選びをしましょう。