ITコンサルタントのキャリアパスを知りキャリアプランに合う転職を 2017.05.31
コンサルティングには非常に幅広い知識が必要です。そのため、高いコンサルティングのスキルを持ったITコンサルタントは同業種以外からヘッドハンティングを受けることもあります。
そんな需要の高いITコンサルタントのキャリアプランについて転職も視野に入れながら考えていきます。
ITコンサルタントはパートナーのポジションを目指すべき
ITコンサルトにおける高いスキルと知識の証明にもなるパートナー。その難易度や年収はどうなっているのでしょうか。
ITコンサルタントのキャリアパスは大きく分けて4段階
ITコンサルタントにはスキルや知識のレベルによって、アナリスト→コンサルタント→いマネージャー→パートナーの4段階のキャリアパスがあります。
- アナリスト
情報の収集や分析を行い、画面定義書や動作検証仕様書を作成することが主な仕事です。システムのプログラミングやテストを行います。
- コンサルタント
アナリストが作成した仕様書を確認することが主な仕事です。プロジェクトの進捗確認や顧客折衝にも携わるようになります。
- マネージャー
アナリストやコンサルタントの成果チェック等を行うことが主な仕事です。プロジェクト全体の管理者として、計画書の作成・顧客折衝・プロジェクトの進捗やコストの管理を行います。
- パートナー
営業(顧客開拓、プロジェクト受注など)とコンサルティングファームの経営(成長戦略や人材育成など)が主な仕事です。この域に到達できるのはほんの一握りです。
このようにスキルアップの段階によって担当する業務や必要なスキルが異なってきます。また、パートナーになるには相当の努力が必要です。
アナリストとパートナーでは年収に1000万円以上差がある
ここでは、スキル別にITコンサルタントの年齢と年収を比較してみます。
- アナリスト
年齢:22~30歳
年収:500~700万円
- コンサルタント
年齢:25~35歳
年収:700~900万円
- マネージャー
年齢:28~40歳
年収:900~1400万円
- パートナー
平均年齢:35歳以上
平均年収:2000万円以上
基本的に年収はキャリアアップする度に200万円程度上がり、パートナーともなればその年収は桁違いな額となります。
自社型と転職型の2種類から見るITコンサルタントのキャリアパス
ITコンサルタントには多くのキャリアパスがありますが、代表的なものは2つです。
ITコンサルトとしてキャリアアップをしながら管理職を目指す人が多い
1つめは自社でキャリアアップを目指すというもの。ITコンサルタントとしてのスキルを磨き、自社内でマネージャーやパートナーを目指すというキャリアパスが一般的ですが、課長や部長といった管理職を目指すという人も多くいます。
この場合は、コンサルタントのスキルの他にマネジメントのスキルも必要になってくるので、管理職を目指す方はぜひマネジメントについても学んでおくとよいでしょう。
キャリアアップのための転職では外資系コンサルティングファームが人気
2つめはITコンサルタントとして培ったスキルを活かして、コンサルティングファームへ移動するというもの。
コンサルティングファームといっても財務系やシンクタンク系と様々なので、コンサルティングのスキルさえあればIT系以外への移動も可能となっています。
また、平均年齢が若く年収が高いという傾向から、最近は外資系戦略コンサルティングファームが特に人気です。
自身のスキルが正当に評価されていない場合は転職が吉
自分のスキルの自己評価と会社からの評価にズレがある場合は他社にも目を向けてみましょう。
ITコンサルタントの多くは転職を通じてキャリアアップを目指す
ITコンサルタントの多くはキャリアプランを叶えるために他社へ移ります。普通就職の際には自分を売り込まなければなりませんが、コンサルティング業界ではスキルを見込まれてヘッドハンティングされるということもよくあります。
このようにスキルが評価や年収に直結するので、キャリアアップをしようと思った場合には自分の能力を正当に評価してくれる会社を見つける必要があります。
転職先でも即戦力として重要なポジションを任されることが多い
ITコンサルタントは移動先でも即戦力として採用されることが多いです。これは現状コンサルティングのスキルや知識を持った人の数が少なく貴重なためです。
そのため、高い給料や良いポジションを用意してでも企業ははそういった人材を欲しがります。
もし今の会社で自分のスキルが正当に評価されていないと感じる場合は、他社で働くというキャリアパスも検討するとよいでしょう。
転職でITコンサルタントへのキャリアアップを目指そう
ITコンサルタントはその多彩なスキルから、他業種からの需要も非常に高いです。うまくキャリアアップをしていけば、年収1000万円も夢ではありません。
もちろんキャリアアップを目指すために今よりも条件のいい会社へ移るというのも一つの有効な手段です。
これから先のキャリアプランを考えた時に、現在の会社ではキャリアパスに不安があるという人は、ぜひ他社で働くことも視野に入れて今後のキャリアプランを考えてみましょう。