フリーランスエンジニアの年収の相場は?収入を上げるためのポイントを徹底解説 2019.02.15
フリーランスエンジニアとして働く場合、平均年収がどのくらいなのか気になるでしょう。年収を上げていくための方法なども独立する前にぜひ知っておきたいところです。
今回はフリーランスエンジニアの年収や収入を上げるためのポイントなどを解説していきます。年収はいくつかのポイントを見直すことでアップすることがあります。どのような点を見直したら良いかをご紹介しますので、これからフリーランスエンジニアを目指す人も参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアの年収事情
フリーランスで働くエンジニアの平均的な年収は、700万円から1200万円前後と言われています。金額を見るとわかるように、フリーランスのエンジニアの場合は平均年収にも500万円ほどの開きがあります。フリーランスの例に漏れず、エンジニアも働き方によって収入の金額が変わってくるのが一般的です。
フリーランスエンジニアにはボーナスが無い!
ちなみに、フリーランスエンジニアの月収はだいたい60万円から90万円ほどですが、会社員として企業に勤務するときと違い、フリーランスの場合はボーナスはないことがほとんどです。
そのため、月収の12カ月分がそのまま年収になることが多いようです。
長時間勤務をしているエンジニアや高い報酬で働くエンジニアは、月に100万円以上稼いでいるケースも少なくありません。多様なスタイルで仕事ができるエンジニアの場合、いくつかのポイントを見直すことで収入をアップできる可能性が出てきます。
①仕事内容を見直して収入を増やす!
フリーランスエンジニアの仕事内容
フリーランスエンジニアの仕事をざっくり分類すると、以下のようになります。
- 企業に常駐してシステムを管理する
- 企業から受託されたシステムの開発を行う
- 開発したオリジナルのシステムを販売する
システムの管理や開発はフリーランスエンジニアにとって基本的な業務の1つです。このような仕事をエージェントなどを通じて紹介してもらっているエンジニアもいるでしょう。
企業などに営業を行って、自分で開発したシステムを販売するのもフリーランスエンジニアの仕事の1つです。自分で販売を行う場合、交渉次第では高い金額で製品を買い取ってもらうことも可能です。
仕事内容を見直して収入を上げる方法
システムの管理や開発といった企業の仕事を請け負う場合、報酬の金額はあらかじめ決まっていることが多いです。
こういった仕事で収入を上げるには、単価が高い案件に積極的にトライするのが1つの方法になってきます。
また、自分で開発したシステムを売る場合は、先方のニーズにマッチした製品を提供することやメリットを最大限にアピールすることなどが収入アップに結び付きます。
②契約方法を変えて年収を上げる!
収入は働き方で変わる場合がある
フリーランスエンジニアの働き方として挙げられるのが、次のようなスタイルです。
- エージェントを通じて企業で働く
- 企業と直接契約をして仕事をする
レバテックフリーランスやギークスジョブなどはフリーランスエンジニアがよく利用しているエージェントです。このようなエージェントはさまざまな企業と提携しており、幅広い案件をエンジニアに紹介しています。
営業を全くしなくていいことが、エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。
一方、第三者を通さないのが企業と直接契約をして仕事をするスタイルです。このスタイルを取るときには、あらかじめ法人を設立しておくなどの準備が必要です。
働き方を変えて収入を上げる方法
エージェントを利用して働く場合、できるだけ報酬が高い案件を紹介してもらえるようにするのが収入を上げるためのアプローチになってきます。
エンジニアは実績がものを言う職業です。色々な案件をこなして実績を積み重ねていくうちに、より単価が高い案件を紹介してもらえるようになります。
企業と直接契約をするスタイルの場合も、やはり実績を上げるのが収入アップのコツです。
直接企業と契約をするときには報酬がすべて自分の懐に入ります。
1つの案件で150万円以上の収入を得ているエンジニアも多く、いかに自分のスキルや実績ををアピールするかが収入を上げるポイントになってきます。
③スキルを磨いて収入アップ
フリーランスエンジニアにはさまざまなスキルが必要です。
求められる基本的なスキル
- プログラミングのスキル
- コミュニケーション能力
このようなスキルは、仕事内容や働き方に関係なくエンジニアに必要な基本的なスキルです。このようなスキルがしっかりと身についていることは、収入を上げるためには欠かせません。
収入アップを目指すときに身につけておきたいスキル
自分で開発した製品を売ったり、企業と直接契約をしたりするには以下のようなスキルも必要です。
- 営業力
- 交渉力
- マネジメント力
エージェントなどを介さずに企業と直にやり取りをする場合は、プログラミングのスキルや基本的なコミュニケーション能力だけでは十分に成果を得られない可能性があります。その際にこの3つのスキルが身に着いていると大いに役立ちます。
スキルを身につけるメリット
いろいろな仕事が選べる
たくさんのスキルを身につけた場合、選べる仕事の選択肢が増えます。エージェントを利用するときにも勤務条件などを見て、働きやすい企業の仕事を受注できる可能性があるでしょう。
掛け持ちで仕事ができる
制約が少ないフリーランスの場合、スキルさえあれば複数の仕事を同時にこなすことも可能です。掛け持ちで仕事ができれば、収入もグンとアップするかもしれません。
④仕事の探し方で収入アップ
フリーランスエンジニアの仕事の探し方
フリーランスエンジニアが仕事を探すときには、いくつかの方法があります。
- エンジニアの転職サイトで求人を探す
- エンジニア専門のエージェントを利用する
- 派遣会社に登録をする
IT系の求人を扱う転職サイトを利用する方法は、エンジニアにとってもポピュラーな仕事の探し方です。仕事の質や収入にこだわる人は、レバテックフリーランスやギークスジョブなどのエージェントのサポートを受けて仕事を探すケースもあります。
レバテックフリーランスは紹介する案件の種類が豊富で、報酬の単価が高いのが特徴です。ギークスジョブはJavaやPHP、Pythonなどのさまざまな言語の案件を扱っており、ゲーム系のエンジニアからも好評を得ているエージェントです。また、PE-BANKなどのITの仕事に強い派遣会社を利用して仕事を探す人もいます。
自分に合った探し方をするのがポイント
収入を上げるには、自分のパーソナリティやスキルに合った仕事の探し方をする必要があります。例えば、口下手な人や勤務条件にこだわりがある人は、エージェントを利用すると良い仕事を紹介してもらえる可能性が高まるでしょう。
フリーランスは強みを増やしていけば稼げる
フリーランスエンジニアが収入アップを目指すには、自分の強みを把握しておくことが必要です。
得意な分野や自慢できるスキルがあれば、企業やエージェントと交渉するときにも自信を持ってアピールできます。
他のエンジニアにはない強みを身につけて、説得力を持ってアピールするのが収入を上げるための第一歩です。