アプリケーションエンジニアの転職・求人情報と基本的な仕事内容

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これから転職をするアプリケーションエンジニアのための転職・求人情報まとめ

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IT技術者の人出不足という話をよく耳にするようになりました。2014年以降、1社平均の採用者数が19.7人、退職者数が16.5人と採用者が退職者を上回っていており、人材の流れが活発となっています。

当初の採用計画どおりに採用できた企業は約56%、計画どおりに採用できなかった企業は32%となっています。計画どおりに採用できなかった企業の多くは中小企業であることから、より規模の大きい企業やサービス展開を行っている企業へ転職しているのだろうと推測されます。

以前の中途採用では上流工程の実務経験が優位にありましたが、近年はシステムの内製化やWebアプリケーションがより活用され、上流工程と下流工程のどちらも実務経験あるエンジニアやフルスタックエンジニアなどが注目を浴びました。ここではアプリケーションエンジニアの求人情報の現状を探りたいと思います。

企業が求めるアプリケーションエンジニアの即戦力のレベルとは

多くの企業が求人募集欄の希望するスキルに「開発業務経験者」、「プログラミング経験者」をあげています。これは企業側が採用後に即戦力として活躍できる人材を求めているためです。

一般的なアプリケーションエンジニアに求められるスキル

企業によって即戦力の定義が異なりますが、一般的には25~29歳はテクニカルスキルレベル3同等のスキル力があり、リーダー経験などを通してマネジメント業務を少しずつ学んでいる人材とされます。

また、30~34歳はプロジェクトリーダーとして活躍している人材とされます。

プログラミング言語意外に求められるスキル

次に多い希望スキルが「コミュニケーションスキル」、「マネジメントスキル」、「専門分野での技術力」、「アジャイルなどの開発手法の経験」です。

これらスキルは即戦力の定義に含まれるスキルです。

次いで多い希望スキルが「上流工程の職務を目指している」、「新たなことに常にチャレンジしていくマインド」という個人の特性です。

中途採用では即戦力と同時に「自律的に行動の出来る人物」であることも重要な評価ポイントとなっています。

アプリケーションエンジニアの基本的な仕事内容

アプリケーションエンジニアは、2000年前後では会計や法律などの専門的な知識を持つ業務アプリケーションを開発するエンジニアとしていましたが、近年ではシステム開発全般およびスマートフォンやタブレットのアプリ開発を行うエンジニアを指すようになりました。

アプリケーションエンジニアの仕事はどこまで?

アプリケーションエンジニアの作業範囲はシステム開発の上流工程と呼ばれる要件定義、外部設計、内部設計と下流工程と呼ばれる実装、各テスト工程です。

アプリケーションエンジニアとシステムエンジニア(SE)とは作業内容に大差がなく感じられるでしょう。実際の現場に入ってみると、扱うサービスに多少の差はあれども、全然変わらないということもしばしばあります。

転職するときには職種を変えるのも視野に入れる

エンジニアと一口に行っても、その職種の種類は多岐に渡ります。

代表的なのは、アプリケーションエンジニア、プログラマ、サーバエンジニア、データベースエンジニア、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアですが、それらを総称してシステムエンジニアといいます。

そして、システムエンジニアの多くはアプリケーションエンジニアです。

そのため作業範囲は似通っており、また求人募集ではシステムエンジニアとアプリケーションエンジニアとの違いがあいまいになっている場合があります。

アプリケーションエンジニアの残業時間はどれくらいなのか

賃金構造基本統計調査から抜粋すると、システムエンジニアの平均残業時間は21時間となっています。

大きな企業ほど残業時間は短い傾向にある

企業規模ごとの所定内実労働時間と超過実労働時間を比較すると小規模ほど労働時間が長いことが分かります。

  • 10~99人…平均月労働時間178時間(約1日9時間)
  • 100~1,000人…平均月労働時間173時間(約1日8時間30分)
  • 1,000人以上…平均月労働時間166時間(約1日8時間15分)

若手のアプリケーションエンジニアは長時間労働が多い

また、年齢別の平均月労働時間を見ると、25~34歳までのエンジニアが平均月労働時間が高い傾向があります。

同様に企業規模ごとの所定内実労働時間と超過実労働時間を比較すると小規模ほど労働時間が長く、年齢層は25~54歳までの平均月労働時間が175時間を超過しています。

現場ではどれくらいのレベルのスキルが求められるのか

アプリケーションエンジニアにシステム開発の一連の流れで必須となるのが、設計書の作成スキルです。

フォーマットを決めてシステム開発を行っている企業が多いため、形式的な資料や情報不足が見受けられる設計書も少なくありません。

上流アプリケーションエンジニアになるにはより高い設計書の作成レベルが必要

上流アプリケーションエンジニアは開発するシステムに応じた設計書の作成ができるとともに、後工程で作成した設計書との整合性が取れるよう設計書の書き方を工夫します。

設計書は、書き手と読み手が電子ファイルを介したコミュニケーションといえますので、設計書の作成スキルはとても重要になります。

データベースやネットワーク知識ももちろん重要

また、データベースやネットワークの知識も経験とともに求められるスキルです。データベースはSQL修正によるパフォーマンス改善ができるレベルが望ましいです。

ネットワークはWeb系の技術の中心に、HTTPやHTTPS、HTTP/2の仕組みを把握するととともに、Webアプリケーションのセキュリティに関する理解と具体的な対策方法を押えておくことがよいでしょう。

まとめ

SIerとサービス展開を行っている企業で働くアプリケーションエンジニアは、キャリアパスや伸びていくスキルが変わっていきます。SIerでは多くのプロジェクトに参加することでシステム開発のノウハウを蓄積することができます。

またサービス展開を行っている企業では1サービス(システム)を深く理解できるとともに上流工程からプロジェクトに参画できるため提案などの経験を積むことができます。

アプリケーションエンジニアとして働く方は、自身のキャリアパスをどのようにしたいかを見直し、より成長できる企業を見つけ出しましょう。

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