転職したアプリケーションエンジニアが活躍出来る業種・業界を厳選紹介 2017.06.02
アプリケーションエンジニアとは、様々な業種・業界の業務系アプリ開発を中心とするエンジニア職です。
ここでいう業務系アプリとは、効率良い営業活動の為のマーケティング分析や、業務を統合的に管理する為のソフトウェアの開発などの事です。
主にJavaを使った開発が求められる業種であり、現在、新規参入が増えてきている業種でもあります。
そんなアプリケーションエンジニアが転職をするのであれば、どのような業種・業界が良いのでしょうか。
アプリケーションエンジニアの将来性とスキルに不安を感じた時に他業種・業界への転職を検討すべし
アプリケーションエンジニアが属するアプリ開発市場はマーケットが大きく、ある程度、スピーディに一人前になれる分野ですが、一方で難しいスキルをあまり要求されない事もあり、新規参入がしやすい分野でもあります。
中小期業に務めるアプリケーションエンジニアなどは、これから競争がどんどん激しくなっていくので痛手を被る可能性もあります。
また、他のエンジニア職と比較すると、経験がものを言う部分が少なく、長年取り組んでいても、他業種に比べて評価が低いという事もありえます。
果たして、アプリケーションエンジニアが他の業種・業界への転職を考えるべきなのは、どのような時でしょうか。
将来性を考えた場合に転職するのも一つの手
業務系のアプリ開発は、将来性が薄いという声が多くあります。
Chrome OSやFirefox OSといったプラウザが様々な業種・業界の企業の社内統括ツールとしても普及しつつあり、アプリケーションエンジニアが取り組んでいるコストのかかる業務アプリ開発の需要は少しずつ無くなるのではないかと予測されています。
こうした状況を鑑みて転職するのであれば、Web系のアプリケーションエンジニアや、インフラエンジニアなどをお薦めします。
専門スキルを身に着けたい場合も転職を検討すべき?
アプリケーションエンジニアに求められるスキルは、エンジニア全体にとってそれ程高いものではありません。
30歳を手前にしたエンジニアの多くは、専門スキルを学び、高めていく事によって市場価値を上げようとします。
サーバーサイドエンジニアやセキリュティエンジニアなどは、高い専門性が求められますし、キャリアアップにもつながりやすいです。
アプリケーションエンジニアの扱う言語は難しくないので、レベルアップしにくい(評価されにくい)です。
こうした部分に懸念があるのであれば、高いスキルを求められる同業界の業種を検討してみては如何でしょうか。
アプリケーションエンジニアから他業種・業界へ転職するならマネジメント力とコミュニケーション力をアピールしよう!
アプリケーションエンジニアという業種は、エンジニア職の中でも他業種・業界での評価を比較的受けやすいです。
一部企業では、新卒からアプリケーションエンジニア職で採用する所もありますが、大半の企業では開発を一通り経験したSEが就任する業種としてアプリケーションエンジニアを扱っています。
また、アプリケーションエンジニアは社外担当者への営業や交渉も活発に行いますし、社内SE向けに分かり易く、無理のない指示を出す事も要求されます。
こうして培われたマネジメント力とコミュニケーション力は、ITでなくても評価してもらえるでしょう。
経験をWeb系やインフラ系に活かすのが理想的
もしも、業務系アプリ開発に従事していたのなら、将来性が期待できるWeb系のアプリ開発職になってしまうというのが、最も一般的なアプローチではないかと思います。
その他に、経験を活かしてインフラエンジニアに転職するのも一つの方法です。
この2つはしばしば混同されますが、インフラエンジニアはアプリケーションエンジニアに比べ、サーバーの仮想化といった、より大きい規模でのシステム構築を行います。
現在は未経験の採用もありますが、独学で習得しにくいスキルが問われるので、若くして転職すれば、高い専門性を評価される、競争優位に立てるといった将来観測が出来ます。
異業界ならコンサルタントも適職
マネジメント力、コミュニケーション力を活かすのであれば、コンサルタントへの転職も検討してみてはどうでしょうか。
特にITコンサルタントは持っている知識を活用できて重宝されるでしょう。
そのほかには、人事コンサルタントもお薦めです。
クライアントに対し、業務のどの様な問題点があるか分析し、効率化に向けての提案を行ってきた経験をそのまま活かせるでしょう。
時代の先端を行く技術を求めるならアプリケーションエンジニアへ!
同業種・業界と異業種業界。どちらの企業に転職するべきかに関しては、個人の希望もあるので一概には言えないですが、大まかに言えば「斬新なアイディアを求めている、新規開拓、挑戦を応援してくれる」企業で働けるのが理想ではないでしょうか。
特に、同業界への転職を考えている場合は尚更です。
ITエンジニア業界は不況の煽りを受け、かなり前から失敗できない体質となっていると言われています。
これからの時代に求められているのは視野の広さや提案力であり、どんな業種・業界であっても、こうした考えを持っている企業は将来性があると見込めます。
年齢が上がる程、内定は取りにくくなるので、企業選びの重要性は新卒の時よりも増します。
アプリケーションエンジニアのスキルや経験を活かして、悔いの無い転職を行いましょう。