Webエンジニアの仕事はきつい?実情を解説します! 2020.06.25
年々伸びているWeb業界。
その中でもWebエンジニアという仕事を目指す方も増えています。
しかし、Webエンジニアの仕事はきつく、激務のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
実際の仕事内容と実態をご紹介していきます。
Webエンジニアの気になる労働環境とは?
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発、また企業向けにソフトウェアの開発等を行っています。
よく調べずに就職をしてしまうと
「残業が日々積み重なりワークライフバランスが崩れてしまった」
「思い描いていた生活ではなかった」
そういう事態に陥るケースも。
勤め先の特徴や、自分自身がWebエンジニアとして向いているのかを把握することで、リスクヘッジできるものもあります。
それでは実際のWebエンジニアの仕事とは?
Webエンジニアがきつい!と思われている3つの理由を紹介します。
①主流になったアジャイル開発
1つ目にアジャイル開発が導入されたことです。
アジャイル(Agile)とは、「素早い」「頭の回転が速い」という意味を持ちます。
アジャイル開発の特徴は、システムやソフトウェア開発における手法であるということ。
大きな括りではなく、細かな部分で実装とテストを繰り返し開発を進めていくものです。
従来の開発手法に比べて開発期間が短くなるため、アジャイル開発というネーミングになりました。
しかし、アジャイル開発は従来の開発方法に比べ、開発までスケジュール通りに進めることが難しいといわれています。
最終的に納期に間に合わない…といったケースもあるほど。
そのため、早く完成させることのできるアジャイル開発を導入したとしても、後々のスケジュールの余裕を持つためには開発を急がなくてはなりません。
その結果時間に追われ、きつくなってしまいます。
②常にアップデートし続けなければならない知識
2つ目に、常に知識をアップデートをし続けなければならないことです。
Web業界のスキルや情報は日々変化し続けています。
Webエンジニアとして勤務をするためには、アンテナ高く新しい情報を収集し続け、更にスキルも磨いていく必要があります。
「正社員として就職さえすれば将来安泰!」と考えてはいませんか?
もしそうなら、毎回求められることが変化し、スキルを向上しなければならないWebエンジニアの仕事はきつく感じてしまう可能性が高いでしょう。
③一人当たりの業務負担量の多さ
3つ目として、一人あたりの業務負担量が多い点が挙げられます。
特にWeb系ベンチャー企業では、少人数で開発やテストを行うため、一人あたりの負担が大きく業務的にきつくなるのが現状です。
大企業の場合は、エンジニアの人材が多く勤務しているため業務も細分化し、効率的に開発を進めることが可能です。
しかし、ベンチャー企業の場合は、エンジニア数が限られているため、幅広く業務を担う必要があります。
きついってホント?Webエンジニアの業務実態
それでは、Webエンジニアの業務実態は一体どのようになっているのでしょうか。
現在、IT業界は人材不足となっています。
将来的にも、現在より更に深刻な人材不足が予想されているほどなんです。
「人材不足」は就職において、狙い目でもありますが、注意点すべき点も多くあります!
残業が多い
比較的、Web業界やIT業界では残業時間が多いです。
中でも、「みなし残業制度」の企業が多く、そのような制度は毎月の固定給の中に予め残業代を含んでいます。
そのため、たとえ残業をしたとしても給料と別に残業代発生しない、といった給与制度になっています。
みなし残業制度を導入している企業の中で、「残業をして当たり前」という考え方をもつ企業もあります
属人化する傾向がある
エンジニアという職種は特殊なスキルが求められます。
そのため、エンジニアだからといって、全員が同じ作業ができるわけではありません。
作業によっては特定の人しか分からない分野もあるほど。
更に、Web系の開発現場ではエンジニアが少ないため属人化しやすい傾向になるのです。
属人化することで、必然的にその特定の人しか作業ができなくなるため、残業時間も増えていきます。
ミスマッチを防ぐために気をつけるべきこと
IT業界が伸びている今、Webエンジニアに憧れ、目指す人はとても多くなっています!
せっかくWebエンジニアになったからには、できるだけ職場や職種とのミスマッチがなく、長く勤務したいですよね。
そのために気を付けること、やるべきことをご紹介します。
Webエンジニアの仕事内容を理解する
まずは、Webエンジニアの仕事内容について理解をしましょう!
イメージで「カッコ良さそう!」「Web系がキテル!」といった直感から入ると大変危険です。
また、Webエンジニアとしてのメリットやデメリットも把握しておくと良いでしょう。
ミスマッチを防止するためにも、自分自身の性格も理解したうえでWebエンジニアという仕事と向き合ってみてください。
事前知識を付けておく
予めプログラミング言語などの知識をつけておくことで、業務内容も頭に入りやすくなり仕事も順調に進みやすくなります。
本や、インターネットでの独学という方法や、セミナーやスクールに通い専門の方から教えてもらうといった方法も。
未経験者や知識の無い人はセミナーやスクールに通うのが「理解」への一番の近道といえるでしょう。
結論
企業などにもよりますが、たしかにWebエンジニアの仕事はきついと感じる人が多い職種です。
しかし、これから伸びるWeb系でエンジニアとして活躍をしたい!という人が後を絶たないのも現状です。
自分にあった環境で、少しでも働きやすくWebエンジニアとして輝きたいのなら、「就職」という行動を起こす前に事前準備がとても重要です。
「仕事がきつすぎて辞めたい」とならないために、今から準備を始めましょう!