PHPの開発に携わる業界の募集内容や転職者に求める経験は? 2017.06.02
現在、PHPプログラマー・エンジニアは売り手市場となっています。
未経験からの募集もありますが、企業側が求めるのはやはりプログラマー・エンジニア経験のある人材であることがほとんどです。
そこで今回は転職を検討しているPHPプログラマー・エンジニアはどのような職種からの需要が高いのか、また、どのような経験やスキルがある人材が求められているのかといったことをご紹介します。
PHPプログラマー・エンジニア業界を取り巻く現状
ここでは、現在PHPプログラマー・エンジニア業界がどのような状況にあるのかということについてご説明します。
PHPプログラマー・エンジニアのニーズは高い
PHPはその汎用性や信頼性から多くの企業で利用されています。
また、これから開発されるシステムに利用されること以外にも、既存のシステムの運用・保守にも利用されるので、PHPプログラマー・エンジニアのニーズはこれからもなくなることはないでしょう。
実際に求人サイトでPHPプログラマー・エンジニアを募集している企業は大量にあり、Javaに次いで企業からの人気が高いプログラム言語となっています。
PHPの知識やスキルを持ったプログラマー・エンジニアは多い
さて、そんな需要の高いPHPプログラマー・エンジニアですが、決して求人に人が集まらずに困っているというわけではありません。
つまり、応募者自体は決して少なくなくないのですが、企業側が採用したいと思う人材が少ないというのが現状です。
この原因は、PHPが 膨大な量のコードを覚える必要がなく非常に学びやすい言語だというところにあります。
つまり、知識やスキルを持ってはいるのものの、そこまでレベルが高くない所謂「初心者」の数が非常に多くなってしまっているわけです。
そのため、プログラマー・エンジニアの需要は高いにも関わらず競争率も高いという不思議な状況に陥っています。
PHPはWebでの開発に強いプログラミング言語
ここでは実際にPHPがどのような職種から求められているのかということについてご説明します。
Webサービス開発やゲーム開発の募集が多い
PHPはWebサービスで広く使用されますが、その中でもゲーム開発に多く使用されます。
PHPは主にユーザーとサーバーの間を取り持つ担っているため、オンラインゲームの開発などでは欠かせない存在となっています。
具体的には、マップのデータやプレイヤー、モンスターのデータ管理などをゲーム内で行うのがPHPプログラマー・エンジニアの仕事となっています。
業務委託での募集も多い
また、企業に雇用されず業務の依頼を受ける業務委託の募集も多いです。
仕事内容・値段・進め方といったことを決めた後は、比較的自由に働けることが多いので合っている人にとってはメリットの多い働き方と言えます。
また、自分のスキルが評価に直結するので、高いスキルを持っている人にとっては雇用されて働くよりも高収入が望めるといったメリットもあります。
ただし、税金の申告なども自分で行わなければならないので、そういったことに慣れていないまたは知識がないという人には向いていません。
企業がPHPプログラマー・エンジニアに求める経験
どの程度の経験があるのかといったことは、企業が転職者の転職において大きく影響します。
最低3年以上の実務経験を企業は求めている
PHPを扱うプログラマー・エンジニアの転職には基本的に実務経験が必須です。
稀に未経験でもOKという募集もありますが、そのような場合でもPHPについての知識を持っていることは必須となっています。
また、募集として最も多い経験年数は3年以上
稀に非常に専門的な職種の場合は5年以上というような経験を求められることもありますが、このような求人数は全体で見ても非常に少ないので、基本的に3年程度の実務経験があれば経験によって不採用になるということはほとんどありません。
経験を補うには資格がオススメ
実務経験に自信がないという方でもスキルの証明ができれば、技術がものを言うプログラマー・エンジニアの世界では十分通用します。
そのため、経験に自信がないという方は転職に備えてスキルの証明になる資格の取得や成果物の作成をしましょう。
具体的には、PHPの資格であれば PHP5技術者認定試験の上級以上を取得していれば、プログラマー・エンジニアとしてのスキルを充分に証明できます。
転職を考えており経験には自信がないが自分の腕や知識には自信があるという人はぜひ試験を受験して高ランクの資格を狙いましょう。
Web系エンジニアになるならPHPは必修!
需要が高いPHPプログラマー・エンジニアですが、その特性上Webサービスやゲームの開発業務からの募集が多いようです。
ある程度の経験を持っている人材を欲している企業が多く、最低でも3年以上のプログラマー・エンジニア経験があったほうが転職はうまくいきます。
また、経験がなくても資格があれば企業側にはスキルの証明ができるため、経験に自信がない方は資格取得を目指しましょう。