ITコンサルタントの志望動機で抑えておきたい3つのポイント 2017.08.29
採用担当者に良い印象をもってもらうためには、しっかりと志望動機を書くことが重要です。それは、ITコンサルタントという職業の業界や仕事内容を理解し、自己分析した上で志望動機を書く、ということです。
ITコンサルタントに転職を考えている方向けに、どのようなことを書けばアピールに繋がるのかを紹介します。
ITコンサルタントで活きるような経験をアピールする
第一に、中途採用者であるならば、これまでの自身のキャリアをアピールしましょう。これまでのキャリアがITコンサルタントに直接関係のあるものでなくても、IT関係の職種に就いていた人ならば、その経験を活かすことができます。
ITの知識や経験は、ITコンサルタントとしても役立つので積極的にアピールしましょう。
また、単純にITの知識だけではなく、リーダーシップやプレゼン能力など身についている能力についてもどんどんアピールしましょう。
自己分析をしてアピールポイントを整理しよう
また、自己分析を行うことも重要です。自己分析にもとづいた志望動機を書くことで、より適切にアピールすることができます。
自分がこれまで得た経験や知識など、自分の強みを見つけ出し、ITコンサルタントとして活躍できることを説明しましょう。
例えば、論理的思考力が自分の強みだと思った場合は、論理的な解決策をクライアントに提示し、説明できるということについて、経験談などを盛り込みながらアピールすると良いです。
志望動機のコツは2つの視点から物事を見ること
志望動機としてありがちなものは、ITコンサルタントになりたい理由はしっかり書いてあっても、その会社を志望する理由が書いてないものです。
他の職種からITコンサルタントに転職を希望する人にその会社が聞きたいこととは、ITコンサルタントになりたい理由だけではなく、その会社を志望している理由です。この2つを満たす志望動機を書くことを意識してください。
ITコンサルタントになりたい理由
では、どのようなことを書けばいいのでしょうか。具体的に例を挙げてみます。
まずはITコンサルタントになりたい理由です。SEやPLで働いていた人ならば、より専門性が高い仕事に就きたい、というような例が考えられます。
また、ITコンサルタントという職業に興味をもったきっかけなどを加えるとより効果的なアピールになります。
会社情報をしっかりと集めてアピールを
次は、その会社に応募した理由です。これはその会社の背景や強みをしっかりと理解していないといけません。
そのため、ITコンサルタントを志望する理由と比べて書くことが難しいです。会社のホームページや応募要項を熟読して、その会社が求めている人物像を把握しましょう。そして、自分がその人物像とどれくらい一致しているのか確認しましょう。
マイナス評価になる志望動機とは
良い志望動機がある一方で、よくある悪い志望動機も存在します。今回は、悪い志望動機のポイントをいくつか紹介。反面教師にするようにしましょう。
悪口が書かれた志望動機
当然なことですが、現在の職場の悪口など、ネガティブな理由をそのまま志望動機に書かないようにしましょう。ネイティブな理由だと、入社してもまた同じような理由で退職しかねないと思われてしまいます。
本当の理由がネガティブなものだったとしても、ネガティブな理由をそのまま書くのではなく、ポジティブな理由に変換しましょう。
例えば、SEとして働いていて毎日単純な業務ばかりで嫌になった、ということが本音だとしても、システム開発の経験を活かしつつ、ビジネスの視点からクライアントの要望に応えたいと思った、というように変換しましょう。
キャリアプランを明確に示すこと
現在の仕事を辞めてITコンサルタントに就いたとして、どのように貢献したいのか、ということまで具体的に語ることができると良いです。
また、論理的に書くことが大事です。いままでのキャリアが、どのようにITコンサルタントという職業につながっていくのかを論理的に書かなければいけません。
マニュアルをそのまま使わない
そして、1番大事なことは定番化した内容を書かないことです。他の人でも同じことを書きそうだ、と感じさせるような、マニュアルに沿った文章を書いてはいけません。転職―ジェントを利用すると、志望動機のテンプレートが手に入ることがありますが、あくまでも参考程度に利用するようにしましょう。
ここでは具体性のある文章を書く必要があり、これは実際の体験談やセリフや固有名詞を盛り込むことでアピールできます。
もし、このような具体的な文章ではなく、マニュアルに則ったような文章を書いていると、採用担当者に熱意があるのか疑問を与えてしまいます。よって、自分が取り組みたいプロジェクトを具体的に記述すれば、より熱意が伝わりやすいです。ただし、あまり自分の希望のプロジェクトばかり主張すると、プロジェクトをより好みする人だという印象を与えてしまう可能性があることを頭に入れておきましょう。
実際に、ITコンサルタントの採用面接では、もし希望とは違うプロジェクトを担当することになったらどうしますか?と聞かれることはよくあります。自分が成長するためにも全力で取り組むつもりだと答えれば、採用担当者にも良い印象を与えることができます。
倍率の高い職種なので複数の求人に応募しよう
ITコンサルタントはとても人気の職業のため、常に多くの応募がエントリーしていると思ってください。多数の応募者の中から自分を選んでもらうには志望動機で採用担当者に良い印象を与えなければなりません。
自分をアピールするだけでなく、相手が読みやすいように文字の書き方や段落やレイアウトにも配慮しましょう。いくつものポイントを紹介しましたが、どれも重要です。これらを意識した志望動機を書きましょう。