フリーランスのエンジニアと年齢との関係 2019.01.22
近年では働き方が多様化しており、特定の企業に雇用されて働く以外にもフリーランスとして自由に仕事をするという選択肢も増えてきています。
最もフリーランスとして働くには十分なノウハウやスキルを身に着けていることが必要となることから、大学を卒業していきなりなれるかといえばそれほど簡単なものではありません。
そこで、今回は特に高いスキル等が求められるエンジニアについて、フリーランスとして働くことと年齢との関係を見ていきます。
フリーランスエンジニアの平均年齢
まず最初に、フリーランスのエンジニアとして働いている人の年齢層はどのようになっているのかを見てみましょう。
ボリュームゾーンは30代~50代
フリーランスのエンジニアについて、最も人数の多い、いわゆるボリュームゾーンと言われるのは30代から50代であるとされています。
20代のフリーランスのエンジニアというのは相対的に少数であり、このことが意味するのは若年で独り立ちしてやっていくだけの十分なスキルやノウハウを身に着けるというのはそれほどたやすいことではないということです。
社会人歴も重要に
また、フリーランスとしてビジネスを軌道に乗せるためにはノウハウだけでなく、人との付き合いが必要不可欠です。
そのため、ある程度は会社勤めをすることで、後々ビジネスパートナーとなったり、クライアントになってくれる人々との関係を構築しておくというのは大事なことと言えるでしょう。
20代でもフリーランスエンジニアになれる?
20代でもフリーランスになるためには
フリーランスのエンジニアに30歳代以降の人が多いとはいっても、20歳代で独立することが全く不可能かといえば決してそういう訳ではありません。
既に説明したように、独立するためにはスキルやノウハウに加えて、ビジネスをしていくだけの十分なネットワークを有していることが必要不可欠ですが、例えば大学生活を送っているうちからそういった重要な要素を身に付けたり、構築することに注力することによって、社会に出る時点で通常の人であれば30歳くらいになってようやく手にするのと同じだけのスキル等を保有することはけして不可能ではありません。
そのため、ゆくゆくはフリーランスとして仕事をしたいと思っている学生の方は今すぐにでもその準備に取り掛かることをお勧めします。
20代のフリーランスは増えてきている
フリーランスとしての働き方についての学生の意識が高まってきている兆候はすでに見られており、実際に20歳代のフリーランスのエンジニアの人数は近年になって徐々に増えてきています。
20代フリーランス増加の理由
その理由については様々なものが考えられますが、そのうちの一つは企業に縛られずに自分のペースで働くことができるという働き方のスタイルが若者に好意的に受け入れられているということでしょう。
理由の背景にある事情
スマートフォンの普及によってSNSや各種のアプリが身近なものとなり、学生のうちからプログラマーやインフルエンサーとして活躍している人もかつてないほどに多くいます。
彼らは卒業してすぐにフリーランスとして働き始めても十分に通用するだけのスペックを有していることから、企業に勤めるという選択肢を最初から念頭においていないということも珍しくありません。
また、フリーランスとして成功すれば20歳代前半でも月100万円を稼ぐことは決して不可能ではありませんので、そういった成功者を見て後に続こうと考える若者がますます増加しているようです。
フリーランスとして働くのに必要な経験年数
求められる年数とは
では最後に、フリーランスのエンジニアになるには、どの程度の経験年数が必要であるのかについて見ておきましょう。
実際にどの程度の経験が必要か
多くの人は独立するためには最低でも10年程度の経験が必要ではないかと考えるかもしれませんが、実際にはフリーランスになるためにはそれほど長くの年月は必要ありません。
例えば、実務経験を2年ほど積んだ後にフリーランスとして独り立ちしても、やり方次第で十分に生計を立てていくことは可能です。
要は2年の間にどれほどの経験を積むかが重要であり、みっちりと自分を鍛えて人間関係を習熟させることができれば、10年間だらだらと会社勤めをするよりもはるかに独立して役に立つスキルを身に着けることができるでしょう。
特に心がけておくべきこと
特に、後々に活かすことができる人間関係は意識して取り組まなければいくら時間をかけても構築することはできないことから、いずれフリーランスのエンジニアとしてやっていこうと思うのであれば、時間を惜しんで人との付き合いを深めるように日頃から心掛けておくことが必要です。
なお、以前は仕事をしながら人間関係を作り上げようとするとしっかりと仕事に打ち込むということがもっとも近道とされていた頃もありましたが、最近ではオフ会やコミュニティ、インターネット上など職場以外でもネットワークを広げる活動は可能となっていますので、時間を惜しむのであればオンオフ関係なく独立に向けた準備を進めるというつもりで取り組むことが大切です。
短時間で自分のスペックを向上させることができれば、年齢に関係なく独立して成功を収めることは決して難しくはありません。