データサイエンティストへの転職を成功させる資格4選 2017.06.06
データサイエンティストは2007年に新しく生まれた職種で、ITに業界において今後ますます必要になってくる職種です。
今回はデータサイエンティストに転職するために必要な資格と能力はどういったものがあるのかを解説していきます。
データサイエンティストへの転職に資格は必須なのか?
データサイエンティストには、IT業界の他業種と比較しても幅広い知識が必要となります。
ですので、これがあれば転職できるというものはありません。
ただ、資格を取得することによって転職の際に有利になります。
データ分析スキルとビジネススキルは必要
データサイエンティストは企業のデータベースに蓄積された莫大なデータを分析しなければならないので、情報を分析する能力が必要です。また、分析した能力をビジネスに繋がる資源にしなければならないので、幅広いビジネススキルも必要です。
ITの専門知識を超えた幅広い専門知識が必要ですが、少なくともデータサイエンティストに転職するにはこの2つのスキルは必ず持っていなければなりません。
データサイエンティストに転職するときに便利な資格4つ
データサイエンティストへの転職の際は特定の資格は必要ありません。
ただ、資格があれば専門分野に関する知識が一定以上あるということがわかるので、転職の際は有利になります。
ここではデータサイエンティストに転職する際に有利になるスキル4つを紹介します。
莫大な情報に価値を見出す統計検定
データサイエンティストはデータサーバーにある莫大なデータを分析しなければなりません。
しかしただ分析するだけでなく、そこからなにがわかるのかということを明らかにしなければなりません。
情報を適切に分析し、方法に新たな価値を見出すためには、統計学を学ぶ必要があります。
統計学の分野には統計検定というものがあり、基礎的な内容である4級から専門性や幅広い知識が必要な1級まであります。
転職の際に取得したいのでしたら、有利になるのは2級以上の取得をオススメします。
ベンダー資格として有名なオラクルマスター
オラクルマスターは、オラクル社が実施しているベンダー系資格です。
データベース管理や運用、保守に関してのスキルで、世界的に認められています。
オラクルマスターは、WEBで無料の問題集もあり、勉強しやすいので気軽に勉強を始めることができます。
すでに何年も実務経験をしており、すでにデータベースに関するスキルは身につけているという方には必要がありません。
しかしまだなにも転職のためのスキルをもっていないのでしたら1番難易度の低いBronzeから取得を目指してみましょう。
OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験は、オラクルマスターと同じでデータベースの管理、運用、保守に関してのスキルとなっていますが、違いはOSS-DB技術者認定試験はオープンソースデータベースに関しての資格であるということです。
特定の企業の製品に限定されていないので、オラクルマスターよりも幅広く有効な資格といえます。
ITの幅広い知識が必要な応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、幅広いITに関する知識が必要な資格です。
プログラミングを始めとしたITの知識を幅広く理解していなければならないデータサイエンティストに転職する場合に有利に進みます。
応用情報技術者試験は一定の業務を経験し、きちんと勉強しなければならない資格として認めれられています。
転職を考えている方で、まだ専門知識は習得できていないという方の場合は、ITに関しての基本的な知識を問われる基本情報技術者試験もあるのでそちらを取得しましょう。
データサイエンティストに必要な能力は?
データサイエンティストはプログラミング知識だけに留まらず幅広い専門知識が必要になります。ただ、それらすべての専門知識をいますぐに身に着けなければならいというわけではありません。
いま自分が持っているスキルを基に、足りない部分を補うことが必要です。
身につけておくと便利なのは全般的なビジネススキル
データサイエンティストには、プログラミングなどの専門知識に加えて、情報をビジネスに直結させるためのマーケティングを始めとしたビジネススキルが必要です。
また、分析したデータを参考にして新たな施策を提案するための論理的な思考力や提案力も必要になります。
これまでITに特化した仕事しかしてこなかった、スキルしか身に着けてこなかったという方にとっては、データサイエンティストに転職するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
データサイエンティストへの転職で有利になるためには幅広い知識とスキルが必要
データサイエンティストに転職するために必要不可欠な資格はありません。
しかし、データサイエンティストに転職するために必要なスキルは統計学やデータベースに関する知識、ITに関する幅広い知識に加えて、マーケティングといった幅広いビジネススキルなど、色々なものがあります。
これらすべてをすぐに身につけることは難しいので自分に合ったものから習得していきましょう。
もしなにから勉強すればいいのかわからないのでしたら、まずは今回ご紹介した資格を取得してみてはいかがでしょうか。