C++を活かして年収アップ!エンジニア転職のコツ 2017.09.27
プログラマを経験したことあるみなさんなら、「C++はやっておいたほうが良い」と一度は聞いたことあると思います。しかしそれと同時に仕事で使うことはないとも聞きますよね。一体どういうこと?そもそもC++を活かせる仕事ってなに?
今回はそんな疑問を一気に解決しちゃいます!
C++を活かせる仕事
まず始めに注意が必要なのは、この記事はC言語についてではないということです。
C++とC言語の違いをさらっとふれておきます!
C言語とC++の違い
C++はC言語の拡張として開発されたプログラミング言語です。
シープラプラ、シープラと呼ばれたりします。
C++はC言語と互換性があり、C言語にオブジェクト機能を追加したものです。
C++はC言語の進化版のようなものなので、C++を書くにはC言語の知識が必須です。
ではこのちょっと難しいC++を活かすにはどういった仕事があるのでしょうか。
①組み込み系
C++でできるもっとも身近なことがこの組み込み系の仕事かもしれません。
電子レンジやエアコン、洗濯機や炊飯器など身近な家電製品の中にこの開発したプログラムを組み込みます。
製品ごとにプログラムの仕様が異なることがほとんどです。
②ロボット開発系
近年爆発的に市場が大きくなっているのが、このロボット開発ですよね。特に目立った成長を遂げているのが教育用ロボットや産業用ロボット。
製品の組み立てを担ったり、医薬品や食品の製造を担ったり、欠かすことのできない存在です。
そういったプログラムは実はC言語でプログラムされています。
③パッケージソフト系
これはOfficeやウイルスセキュリティソフトを思い出してくれれば簡単にわかると思います。
こういったソフトもC++が関わってきます。
④通信系
ルーターなどのネットワーク機器など、通信に関連するプログラムを開発する仕事になります。
LTEやWifiの影響もあり、ますます目が離せない状況ですよね。この分野の仕事は組み込み系の仕事と関連する部分も多いので、両者の知識を身につけておくのがよいです。
⑤ゲーム、ソフトウェア開発系
簡単にまとめてしまっていますが、パソコンやネットワーク技術を支えている主なソフトウェアはC言語、C++で作られています。C言語は汎用性が高いため、極端に言ってしまえばなんでも作ることができます。
転職するには?
ここまで読んでくださった方にはC++の開発経験を活かして転職を考えたい!と思ってくれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。C++の求人状況を見てみます。
まず社会人のための大手転職サイトリクナビNEXTで検索してみると、2017年9月22日現在C、C++の求人は134件でした。
ベンチャーの企業だけでなく、NTTデータやパナソニック、コナミなど大手企業も名を連ねています。年齢制限はない企業がほとんどですが、未経験歓迎の企業もほとんどありません。
それでは、どういった開発経験やレベルが求められるのでしょうか。
次で詳しくみていきます。
求められる開発経験やレベル
プログラマとして生計をたてるにはプログラミング言語を使用できないことには話になりません。
プログラム言語にはCだけでなくJavaやRubyなど用途によって使用する言語も異なります。
そのなかでもC言語、C++はプログラミングの元祖とも言える言語です。学んでおいても損はありません。
つまり、プログラマの転職において開発経験やプログラミングの知識が多いに越したことはありません。
しかし、プログラマはプログラミング能力以外にはなにも求められないのでしょうか。
もちろんそんなことは一切ありません。
いくつか順にみていきましょう!
コミュニケーション能力が求められている!
以外ですがプログラマがプログラミング能力以外に求められるのはコミュニケーション能力です。
クライアントの希望にそったプログラムを開発するのが主な仕事であるため、クライアントと密なコミュニケーションをとることは必須です。ただひたすらパソコンに向き合うだけではダメなのです。
そのほかにもプロジェクトチームでプログラムをつくることも多いため、協調性や自己管理能力も問われます。
まとめ
C++を活かせる仕事は無限にありますよね。しかしこの世界は未経験のかたには厳しいというのも事実です。
プログラマへの転職を考えている方がいらっしゃるのであれば、C言語のみならずJavaやRubyの知識も身に付けておくことをおすすめします。
知識があれば経験がなくてもどうにかなります。
仕事で使える開発経験や求められるレベルがほかの職種よりも異なり、高いことは事実ですが、これから更なる成長を遂げることは間違いなく、可能性は無限に広がっている職種です。
ぜひ転職を考えてみてはいかがでしょうか。