システムエンジニアとインフラエンジニアって何が違うの? 2018.08.27
エンジニアの中には「インフラエンジニア」と「システムエンジニア」に分かれています。
そもそも「インフラエンジニア」と「システムエンジニア」の違いを皆さんご存知ですか?
今回は「インフラエンジニア」と「システムエンジニア」の違いをご紹介していきます。
また、それぞれはどのような仕事を行っているかご紹介します。
「システムエンジニア」と「インフラエンジニア」の違いは何?
簡潔に述べると「システムエンジニア」の中の枠組みとして「インフラエンジニア」があります。
システムエンジニアとは?
「システムエンジニア」はざっくりした言い方です。
多くはアプリケーションのエンジニアで、在庫管理や生産管理など顧客の業務に関わるようなことをしているのを言います。
コンピュータ関連の情報システムや業務システムの開発・運用などに携わる人の総称として「システムエンジニア」あるいは「SE」という名称が使われるのが一般的です。
インフラエンジニア
「インフラエンジニア」はデータのバックアップやリカバリーをどうするか、サーバーの管理など個々の業務というように環境を整えることをすることです。
システムエンジニアの中でも特にサーバーの設計や構築、保守を行うエンジニアのことを「サーバーエンジニア」と言います。
また、ネットワークプログラミングに従事するエンジニアのことを「ネットワークエンジニア」と呼んでいます。
データベースの設計、構築・運用を行い、それに加えてサーバーのメンテナンスや問題がある部分の再構築を行うことを「データーベースエンジニア」と言います。企業によってはこのような「サーバーエンジニア」や「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」の様にITのインフラ関係の仕事を専門にしているエンジニアの総称として「インフラエンジニア」と呼ぶことがあります。
インフラエンジニアはシステムエンジニアの中でもIT関係のインフラを整えるスペシャリストという認識を持っておけば間違いありませんが、いずれの名称の関しても明確な定義はありません。
システムエンジニアはどのような仕事をしている?
具体的には、クライアントと「システムを通じて何を実現するのか」という打ち合わせである要求分析・要件定義からシステム全体図が記された「仕様書」と呼ばれるドキュメントの作成、実際にどのようなシステムにするかという基本設計、どのような機能を有するプログラムにするかという詳細設計等を行います。
企業やプロジェクトによって、実際にプログラミングを行う場合もあります。
こんな方はシステムエンジニアに向いている!
企業によっては研修制度が整っているため、未経験でもプログラミングスキル等の専門スキルを身につけることが可能です。
そのため以下のような方に向いています
- ITに興味がある方
- 技術トレンドに敏感な方
- コミュニケーション力に自信がある方
ITに興味があれば新しい知識、技術の習得が億劫にならず、積極的に取り組むことができます。
また自分の力でシステム開発をすることにやりがいを感じられるため楽しく仕事をすることができます
IT業界は、技術トレンドの移りかわりがとても速いです。
そのため世の中のニーズをとらえ、システムを開発するには新聞や雑誌はもちろん、ネットメディアなどで常に情報を得ていることが重要です。
クライアントやプロジェクトめんばーとのコミュニケーションが多いのも、システムエンジニアの仕事の特徴になります。
そのため、ときには交渉や調整が必要になるためコミュニケーション力に自信がある方は活躍することができます。
インフラエンジニアはどのような仕事をしている?
インフラエンジニアはまずインフラ設計から始めます。
インフラを作るためには多額のお金と時間がかかってしまうことがあり、事前にそのインフラを設計するための目的や機能を明確にする必要があります。
そのためには、「要件定義」という、計画しているインフラの機能や性能を設計します。
その後、「実際にどのくらいの期間や予算が必要で、どれくらいのスペックのものを作ることができるのか?」という設計書の作成をします。
設計書の作成が完了したら次にインフラの構築を行います。
ここからは設計書をもとに構築作業に必要なソフトウェアや機器類の準備を行い作業に必要なものを調達します。
すべての用意が終わったらそれらの運搬・組み立て・取り付け・ウェアのインストールと設定・動作確認、負荷テストを行います。
インフラの構築ができたら「運用業務」を行います。
ここからが大変な作業になります。
動作が正常であるかどうかなどを監視・保守することが不可欠で、トラブルが起きた際に迅速に対応することが重要です。
そのため想定外のトラブルが起きてしまった場合にも対応することができるように、知識・スキル以外にも、トラブル対処のノウハウも必要です。
こんな方はインフラエンジニアに向いている!
インフラエンジニアは以下の様な方に向いています。
- コンピュータが好きな方
- 理論的な思考が得意な方
- コミュニケーション能力が高い方
インフラエンジニアとして活躍するためにはコンピュータに関する知識を積極的に吸収しようという意欲を持つことです。
時代の波に乗り遅れないように常に勉強することが求められます。
コンピュータを使用するのが苦でない方はこの業界での活躍のチャンスがあります。
インフラエンジニアの主な仕事は、ネットワークや情報システムの構築や保守、管理などです。
そのため理論的な思考に基づいて計画を立てられる能力が必須となります。直感やセンス、ひらめきで出来るような仕事ではないため日ごろから筋道をたてて物事を考えるタイプの人が適任です。インフラエンジニアにとっては周囲の方の意見に耳を傾けたり、自分の考えを明確に伝えるコミュニケーション能力が必要になります。
そのため他人と話をするのが好きな方は仕事に生かすことができます。
終わりに
このようにシステムエンジニアとインフラエンジニアには違いがあることがわかりました。
この知識を生かしてエンジニア転職してみてはいかがですか?