ベンチャー企業へ転職するSEが満足する理由

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ベンチャー企業へ転職して満足しているSEが急増中の理由とは

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若いエンジニア
まず念頭に置いていただきたいのは、SEが大企業からベンチャーに移ることは長所100%の転職というわけにはいかない、ということです。ですが、ベンチャーにはたくさんの長所、強みがあるのも事実です。大企業では自分のやりたいことがどうしてもできないという方、ぜひ参考にしてみてください!

ベンチャーはSEにとって仕事に挑戦性がある

ベンチャーは、当たり前ですが大企業よりも人が少ない、だから仕事にスピード感があり、自分がその手順の一コマというわけでなく、もっと広い範囲の仕事を任せてもらうことができます。また、仕事が成功すると大きなインセンティブがもらえるのも、ベンチャー企業の特徴です。

そうした給与でのインセンティブ以外にも、会社員のモチベーションを上げるために、株を使っているベンチャー企業もあります。ストックオプション制度というのですが、これは株式上場を控えるか上場したばかりのベンチャー企業が行うことが多く、将来の自社の株価上昇分を報酬に充てるという制度です。駆け出しのベンチャーでも、いい仲間と将来性があれば、株価の上昇で得られるインセンティブは大企業に務めるより遥かに多くなるでしょう。

逆を言えば、大企業から転職するのだったら少しでも安定しているベンチャー企業に行きたくなるかもしれませんが、それではこの制度が適用されることはないということです。また、上の役職も、昔からいた人たちで既に固められていることでしょう。

ですが、ベンチャー企業は大企業がやっていない研究や事業を目的として作られたものが多いですから、自分と研究開発環境や社内風土が合えば、これ以上いやすい会社はないでしょう。

ベンチャーは社員の縦序列の距離が近い

これは仕事に挑戦性があることとつながります。縦序列が厳しかったら、上司から言われたことをただこなすという毎日になりがちです。でも、上司に気軽に質問したり、意見を言ったり出来る職場ならば、自分が主体的に動くことができ、最良が広がって仕事の挑戦性も自然と広がる、というわけです。

私もそうだったのですが、中高大学通して運動部に入ったことがなく、年功序列に対する考えがあまりないまま社会に入ってい待ったので、そのような上司に対する礼儀作法が行き過ぎていると思うことがあり、不満も持っていました。ベンチャーに入ることでこれが緩和されるのであれば、ベンチャーもぜひ検討してみたい選択肢になるのではないでしょうか?

常にSEとして最新の技術に触れることが出来る

SEとして最も満足できるのはこの点ではないでしょうか。大企業のSEは(SEに限らずどの仕事でもそうですが)事業の一部しか担当せず、組織が大きいために他の人が担当する部分がブラックボックスになりやすい。しかし、前述の通りベンチャー企業は大企業より個人個人の関係性が水平に近いですから、新しい技術があればすぐに全員で導入する、ということが行なえます。

また、ベンチャーのほうが社員の技術レベルが高いということも長所です。本当のことを言うと会社にはよりますが、自社サービス開発運営企業なのであれば、SEがの技術が自社サービスの競争力にそのままなるので、SEには高い能力が求められるのです。

また、最新の技術に限らず、独創性のある人を重んじるのも、ベンチャーの大きな長所の一つと言っていいでしょう。

ある人の話では、大企業からベンチャーへ転職して、資料を集める仕事から開発する仕事に変わったということです。ベンチャーのSEはニーズを考えるところから製品化するまで全て自分で行うことが多いため、技術やスキルをたくさん持たねばならないことになるのかもしれません。

ベンチャーは労働環境がいい

一見大企業のほうが資金が潤沢なので労働環境がいいと思われるかもしれません。しかし、大企業はネームバリューがあります。そうすれば、少しくらい労働環境が悪くても、社員は、大企業だからこれくらいが社会人として妥当なのだろうと思い、企業側は社員をつなぎとめやすいという状況があるのです。

対してベンチャーの方は、合理的に労働条件を良くしていかないと社員がどんどんやめてしまうので、ホワイト企業が多いといえます。私が知っているベンチャーも、19:30には皆帰ってしまい、オフィスには誰も残っていないという感じでした。

さいごに

いかがでしたでしょうか。SEだからベンチャーに入って満足するというより、ベンチャーに合う、個人を大事にした職場につきたいと思っている方ならば、ベンチャーに転職して後悔はしなさそうです。しかし、ベンチャーも数多し。自分ではとても調べきれず、どこが自分に向いているかもわかりかねるでしょう。

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