30代までのインフラエンジニアの転職時に役立つ求人情報 2017.02.23
近年ではインターネットを利用したサービスが多く、業務別にサーバー機を用意することが主流となっており、インフラエンジニアの役割は高くなってきています。
そのため、ITエンジニアの転職市場においても求人数は増加の傾向にありまう。これからインフラエンジニアに、あるいはインフラエンジニアとして転職を考えている人に向けて役立つ情報を紹介します。
30代までのインフラエンジニアに求められること
インフラエンジニアは、システムを稼働する際の基盤となるサーバー機の構築作業がメインとなります。
インフラエンジニアの基本的な仕事内容
CE(カスタマーエンジニア)がサーバー機を設定した後に、ソフトウェアや環境設定をしてサーバー機が利用できるように設定を行います。
システムを稼働する基盤であるので安定したシステム稼働ができる環境が求められます。
30代インフラエンジニアに求められる人物像
インフラエンジニアが構築する環境は、ロールアウト展開を行う以外では、すべて異なる環境を構築することになります。
サーバー機器・周辺構成機器・OS・アプリケーションなど導入する時期により異なる製品・バージョンが多いので、30代までのインフラエンジニア経験者にはその状況に合わせて柔軟に対応できることが求められます。
導入する機器類やアプリケーション類は、新製品・新バージョンであることが多く障害を抱えているケースも多いことがありますが、原因の追及や問題点の切り分けを行えることが求められます。
そのためにコミュニケーション力や各機器類、アプリケーションソフトの知識を有していることが求められます。
最適なシステムになるようにサーバーサイドエンジニア、アプリケーション開発者との連携や経験で適切な提案ができることが求められます。
インフラエンジニアが活躍できる会社は?
インフラエンジニア作業は、大手SIerか自社サービスでサーバー機を展開する会社でインフラエンジニアを抱えるケースが多くなっています。
また、お客様も一度サーバー機を導入すると追加案件が発生しない限り5年間のリース契約で稼働するケースがあるため、リピート商談は少なく多くの求人募集は期待できない職種でもあります。企業によりサーバー機構築作業の頻度が多い会社であれば常に仕事がありますが、頻度の少ない会社では、他の業務と兼務での仕事となることもあります。
データーセンターの活用も見逃せない
近年の傾向で、サーバー機を耐震・無停電で管理するデータセンターの活用も増えています。
そこで、24時間体制でサーバー機の運用・保守を監視する業務もあります。サーバー機の監視は、会社の災害でのリスクヘッジでニーズが高くなりつつあるので、求人数も増加傾向にあります。サーバー機の種類は構成もさまざまなので、高いスキルと幅広い知識が求められる分野でもあります。問題が発生した際は、多くの方と連携を取って対応することになるので、コミュニケーション力が必要となる業務でもあります。
インフラエンジニアの具体的な仕事と繁忙期の状況
それでは具体的な仕事内容や繁忙期の業務時間を見てみましょう。
転職を目指すならば事前に知っておきたいことばかりですので、ぜひ参考にしてください。
インフラエンジニアの仕事内容
サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、サーバーの要件定義・設計・構築、ソフトウェア選定、OS・アプリケーションのスタートアップ作業・運用・保守がメインの作業となります。
ネットワークエンジニアが不在の場合は、ネットワーク関連の業務範囲も含まれる場合もあります。サーバー機の安定的な稼働や処理性能を向上する負荷分散、セキュリティーなどで信頼性の高い環境構築が望まれます。
業務の繁忙状況は?
サーバー設計作業・構築作業の工程であれば、会社の定時時間を中心とした作業となります。ただし、本稼働後でサーバー作業を行う際は、主にお客さま業務が停止している期間(休日、年末年始、お盆など)で作業をするケースが多いため、この時期は残業や休日出勤として対応することになります。また、トラブルが発生した時は、お客さま業務優先であるため残業・徹夜で作業を実施する必要があります。
インフラエンジニアの経験者に求められるスキルとは
インフラエンジニアでは、OS(Windows、Linux)、アプリケーション設定、Webサーバー/DBサーバー構築、ロードバランサ―(負荷分散)、プロキシー設定などのスキルが必要です。これらは、知識を持っているだけでなく構築する環境に対応できる能力が必要となります。
またセキュリティー対策においても不正アクセスが起きにくい設計やウイルス対策など未知のリスクに対してのスキルも保有しておくことが求められます。
エンジニアスキル以外にも求められるコンプライアンスの知識
近年では、企業のコンプライアンスが問われるケースが多くなっています。サーバーサイドエンジニアでは、容易にサーバー操作が行えることで、データ漏えいが行えてしまう業務でもあります。
そのため、中堅SEには、コンプライアンス違反やセキュリティー対策に精通している人が求められます。漏えい事故が起きたときの世間的な信用失墜は、企業に多くのダメージを引き起こさせるため、これらの対策には重点が置かれています。予防効果は、内部の対応が大きな役割があるためコンプライアンス遵守が必要となっています。
まとめ
インフラエンジニアは、サーバー機器類やソフトウェアなどシステムのベースとなる基盤環境を構築する業務になります。
システムが本稼働した後は、基盤環境で問題が発生しない限り作業を行う機会がないことが求められます。そのため、構築時は>不具合が発生しない完璧な設定が求められ、高いスキルをもったインフラエンジニアが求められています。