ゲーム業界は転職を何歳まで受け入れる? 2018.08.27
ゲーム業界に転職を考えている方はいらっしゃいますか?
近年需要が上がっているゲーム業界ですが、果たして何歳まで転職を受け入れてくれるのでしょうか?
今回は、ゲーム業界内で転職を考えている方、他業界からゲーム業界への転職を考えている方に向けにそれぞれ何歳の採用が多いのかご紹介していきます。
実際のところ何歳まで採用する?
他業界からゲーム業界に転職する
ゲーム業界は「クリエイティブ」や「実力勝負」というように思われがちです。
それと同時に年齢を気にする会社も多く存在します。
他業界からゲーム業界への転職も原則的に言ってしまえば、「若い方がいい」というのが現状です。
考えてみると、20代前半の新卒と30代前後の中途未経験であれば、若さの分だけ新卒の方が、可能性があります。
伸びしろあると言っても構いません。
新卒からゲーム業界に入ったプログラマー、デザイナーであれば10年くらい経って、30代前後になって、プログラミングなどの実務経験も10年近く重ねれば、その時の30代前後未経験と比べて、どちらが魅力的かは明確です。
また、現場のマネジメントの側面からも自分より年下の未経験を指導するのは、年下上司と年上新人の両者にとってストレスになる可能性が高いことは想像に難しくありません。
もちろん30代前後の業界未経験者でも採用される例はいくらでもあります。
前職での業界内容がプログラミングやデザイン関連であれば、ゲーム業界での職歴が無くても採用されます。
一度、社会に出た後に専門学校に通い直してスキルを身につけた方、仕事をしながら独学でゲーム開発スキルを身につける方もいます。
ただ、新卒と同スキルの方の場合、新卒が採用されやすいということは理解できます。
ゲーム業界内で転職する
ゲーム業界内で転職する場合は、比較的年齢が高い方でも転職することが可能です。
たとえば、40代の方が転職する話はよく耳にします。
50代以上になると正社員での採用は少なくなります。
ゲーム業界に強い派遣会社やゲーム業界フリーランスとして、プロジェクトごと、期間ごとに契約ということが多いようです。
ただ、ゲーム業界でしっかりとスキルを積み上げてきた方であれば、正社員よりもフリーランス一本で仕事をした方が、年収が高くなることがあります。
正社員での転職を考えているのであれば、30代後半ぐらいを目途に考えたほうが現実的です。
40代でも求人を探せば見つかりますが、探すのにも苦労します。
また、人気企業になると、30代前半ぐらいで十分腕の良いクリエイターもたくさん応募してくるため、競争率が高くなります。
また、ゲーム会社の中でも、スマホゲームをメインにしているようなベンチャー企業は社長も30代ということも多々あります。
社長よりも年上の現場社員となるとさすがに雇いにくいという声も聞きます。
ベンチャー企業の場合は実力のある経験者よりも新卒で同じ目標に向かって仕事をすることが出来る熱い人を採用する傾向も強くなります。
無料で利用できるゲーム開発環境であるUnityの習得をはじめ、スマホゲーム開発そのもののハードルも下がりつつあるため、新卒を積極的に採用するベンチャー発のゲームの販売を行うパブリッシャーも増加しています。
ゲームパブリッシャーはゲーム会社を買収する
採用とは直接的には関係がある話ではないですが、ゲームパブリッシャーは実力がある会社、家庭用ゲーム機のようなコンシューマーゲーム開発実績があるような会社を買収する傾向がみられます。
ゲームパブリッシャーはそれ自身としてゲーム開発の実力を積み上げるのは勿論ですが、一方でスマホのデバイスとしての進化から、ゲームとしてできることの範囲も格段に広くなってきています。
パブリッシャー同士の競争の中で、ゲーム開発の技術力に関してはどうしてもキャッチアップしきれない部分が出てきてしまいます。
そこで、採用ではなく、実力のあるチーム、会社ごと自分たちの中に入れてしまおうという考えです。
もちろん、チームとしての開発力を活かすためにも、開発に口を出すことは少ないため買収された側の会社からも不自由さはあまりありません。
また、ゲームパブリッシャーにコンシューマーゲーム開発経験者が増加しつつあるという現象も起こっています。
ゲーム性の部分に関してはコンシューマーゲーム開発経験者の方の技術、ノウハウを持っており、スマホゲームユーザーも単純なゲームではなく、ゲーム性を求める方が増えています。
その意味でゲームパブリッシャーがコンシューマーゲーム開発経験者を求めることもあります。
これは先ほど書いたベンチャー企業が新卒を求める傾向とは真逆のものになりますが、ゲームパブリッシャーには様々ありますので、それぞれの会社によっても採用の方針が異なります。
その意味でも、その会社がどんな会社なのか、どんな社長なのか、どれくらいの平均年齢なのかを知ることは重要になります。
ゲーム業界での転職をお考えの方はぜひその会社がどんな会社なのかというところから突き詰めて考えましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか?
ゲーム業界で転職する場合、早いに越したことはないということがわかりました。
また、ゲーム業界内での転職であればある程度年齢が高くても正社員として採用してくれることもわかりました。
ベンチャー企業は実力よりも熱意を重視している場合が多いためベンチャー企業を検討するのも一つの手です。
みなさんも転職を検討する際は、その会社がどのような会社なのか見極めてから転職することをオススメします。