中級ITエンジニアが転職成功させるための基本フロー 2017.07.19
エンジニアをしていると1度は考える転職について、もし本当に考えているのであれば、必ず成功させたいと思うのは当然です。また、中でも30代や40代にもなると厳しくなってくるのも事実です。
いきなり転職をしてしまうと失敗してしまう事も考えられます。しかし、基本をきちんと知るだけでも状況は変わってくるのです。
自分のキャリアを見直す
今までいた企業では何をしてきたのか、どんなことを大切に仕事に取り組んでいたのか、自分はどのくらいのスキルを持っているのかを改めて確認することが大切です。今までに作ったシステムなども思い出しましょう。これまでに培ってきた経験は転職で強みになるでしょう。なので、ノートなどに書き出して自分を見つめなおす必要があります。
そうすることで、どんな企業を選択すれば良いのか、どの企業が自分に合っているのかなどが分析できますし、企業が求めている人材が自分なのかも確認することが出来ます。また、職務経歴書などにも記入しやすくなるでしょう。
目的・理由は何かを考える
転職をするのであれば、企業で何をしたいのかを考えましょう。自分のスキルをさらに磨きたい、スキルアップをしたい、年収を増やしたいなどの細かい事など思いつくものは何でも書き出し、整理しておきましょう。
もし、今までとは違った事に挑戦したいのであれば、その事についても相手の企業に伝えられます。中堅エンジニアだとしても、向上心があることはメリットになります。
すぐに転職しようと考えない
転職したいと考えて、すぐに結論を出したいと焦ってしまうと良い結果が生み出せません。中堅エンジニアにもなるとマネジメント力を期待されます。開発者としての経験も大事ですが、他の人をまとめる力があることによって、転職も有利になります。若いうちからリーダー経験を積んだりすることが大切です。
しかし、なかには年を重ねても開発をし続けたいエンジニアも多くいます。そういった方は、自分のスキルをさらに向上させられるように努力し続ける精神が大切です。
他人の声を聞く
1人で考えると悩み過ぎて進むべき道がわからなくなってしまう事もあります。そんな落とし穴に陥らない為にも、友人などに相談をすることで参考になる意見が得られるでしょう。
また、他のエンジニアから話を聞いたりすることで、自分のスキルレベルを知れるキッカケにもなります。スキルレベルを知ることで、就職活動をしてから自分では通用しないような企業に転職を希望していたんだと気づくこともないですし、求人先が見つけやすくもなります。
転職の手順を考える
転職活動には意外に時間を要します。すぐに今の会社を辞められるわけでもないですし、面接も何度か行われます。その事を考えておくことで、いつ入社出来るかも企業に伝えられます。
企業を1つに絞るのも良いですが、大体はいくつかの企業に同時に就職希望を出します。そのため、面接も多い場合は10回以上しなくてはいけません。きちんと考えて余裕をもった計画を立てることが肝心です。
転職成功までの5つのステップ
中堅エンジニアの転職はそう簡単ではありません。希望の企業に採用してもらう為にも仕事の内容や採用について理解したりなどのステップを踏む事が肝心です。
そのステップを確実に踏んでいけば転職が成功する可能性も高くなります。
ステップ1|転職先の仕事内容を理解する
まず転職先の企業の仕事内容を正しく理解することが大切です。システムの企画や開発だけではなく、運用やサポート時にはマネジメントをしてもらいたい企業もいます。
誤解していると、求めている求人とは違うと思われ、採用が難しくなってしまいますし、もし採用されたとしても自分がやりたかったことが出来ない可能性だってあるのです。
ステップ2|タイミングを考える
転職のタイミングを計りましょう。エンジニアの求人は毎年毎月同じ数が出ていることはありません。2014年以降は求人数が上がり、採用予定数も伸びています。
しかし、エンジニアは1つの企業でも採用枠が多くても2人と少ない事が特徴です。エンジニアでも中堅ともなると年齢がネックになる事もあるので、気になっている求人があればまずは応募してみると良いでしょう。
ステップ3|将来のキャリアを考える
キャリアビジョンを持ちましょう。自分が最終的に目指しているポジションを確定することで、転職の方向が見えてきます。
キャリアパスがあることにより、自分の持っている知識の再確認や自分に今必要な知識を知ることが出来ます。
ステップ4|職務経歴書の書き方を覚える
職務経歴書の書き方をマスターしましょう。企業が求めている人材が自分に当てはまっていたとしても、採用までにはいくつかのステップを踏む必要があります。
まずは書類選考を通過しなければいけないのです。その際には職務経歴書が必要で、相手に自分の全てが分かりやすいように書かなくてはいけません。
例えば、今まで行ってきたプロジェクトの内容や役割を簡潔に記入するだけではなく、自発的に考えてきた事項や積極的に行ってきたこと、興味をもったことなども書くようにすると、プラスになるでしょう。
ステップ5|面接の準備をする
面接の準備をしましょう。内定をもらうためには、前もって準備をすることが肝心です。
企業についてきちんと分析を行い、その企業にとって自分はどのようなことに貢献していけるのか考えることで、更なる企業の発展に貢献してくれそうな人材だと伝えることが出来ます。
自身のもつスキルや経験についても、今までやってきた仕事の成功事例などについてはきちんと整理をし、数字など具体的で細かい部分も伝えることが出来るようにまとめておきましょう。
まとめ
ステップを踏んでいくことで、中堅エンジニアでも転職を有利にすることが可能です。ステップを外さない為にも、しっかりと自分を見つめ直すことで自分の力がより発揮出来る企業を見つけることが出来るでしょう。
面接では、自己アピールを磨いてほかの求人者と差をつけることが肝心です。