アプリケーションエンジニア転職の平均年齢とは? 2017.08.23
IT業界で働いている人やプログラミングについて学んでいる人はだれでもアプリケーションエンジニアという単語を聞いたことがあると思います。
しかし、具体的にはどのような仕事をしているのかご存知ですか?
アプリケーションエンジニアとはどのような仕事をしているのか、そして、適している年齢層はいくつなのか。調査してみました。
アプリケーションエンジニアは業界や企業によって仕事が異なる
アプリケーションエンジニアとは、名前の通りアプリケーションを作るエンジニアのことです。簡単に言えばITソフトや企業の仕事をシステム化して効率的にする役割です。
アプリケーションにも大きく分けて3つの種類がある
業務アプリケーション、WEBアプリケーションやスマホにダウンロードするアプリケーションの主に3つに分けることができます。
それぞれプログラミング言語や開発環境が異なるので、一口にアプリケーションエンジニアといっても働く業界や企業によって仕事内容が異なるのです。
業務アプリはクライアントの経営課題を解決するための開発設計をします。銀行ATMなどのインフラにも関わります。
WEBアプリはパソコンなどにインストールするものやWEB上で利用するものの開発をします。Facebookやヤフーメールなどはインストールしなくても利用できますよね。
そしてスマホアプリとは名の通りAndroid StudioやXcodeを利用したアプリ開発です。スマートフォンやタブレット端末の普及により今やWEB業界よりも盛り上がっています。YouTuberに宣伝を依頼しているゲームアプリもよく見ますよね。アプリケーションエンジニアの今後の需要も高まっていくでしょう。
アプリケーションエンジニアの転職の平均年齢層は?
アプリケーションエンジニアは情報システム開発において設計から開発、動作テストまでのすべての作業を担当します。また、運用なども仕事です。
そのため、システム開発やネットワークなど幅広い知識が必要と言えるでしょう。
また、クライアント側と直接打ち合わせをすることもあります。要望を上手く引きだすコミュニケーション能力も問われるようです。
30代での転職が多い
アプリケーションエンジニアへの転職を考えている方が一番気になるのは給料や労働時間ですよね。
アプリケーションエンジニアの平均年収は451万円。男女比は約8:2と想像通り男性の方が多いです。また、アプリケーションエンジニアに転職した人の平均年齢は31.4歳でした。
そして、アプリケーションエンジニアの平均残業時間は28.8時間でした。他ジャンルのエンジニアと比べても、長過ぎるということもなく、短すぎるということもないでしょう。
年齢制限はないが30代を超えるとコツが必要
アプリケーションエンジニアには、プログラミング、ネットワーク、データーベースなどの幅広い知識が必要とされています。また、コンピューターについても詳しくないといけません。
そのため、アプリケーションエンジニアのハードルは決して低くはありません。しかし、未経験を採用しているところもあります。興味があるのであれば、チャンスはあるようですね。
システムエンジニアからの転職者も多い
システムエンジニアに転職して経験をつんでからアプリケーションエンジニアに戻るという方法もあります。
アプリケーションエンジニアにはプログラミング言語が必須ですので、常に新しい技術が生み出される仕事です。必要なスキルの変化も大きいです。アンテナを張り、情報を収集する力も試されます。
30代前半での転職なら可能性あり
アプリケーションエンジニアにかかわらず、すべてのエンジニア転職にいわれますが、年齢とスキルが大切というコラムなどをよく見かけますよね。
実際のところ、アプリケーションエンジニアは未経験からの指導が他のエンジニアに比べてし易いので、未経験でも30代前半までなら転職できます。もともとは営業だった人でも独学で勉強してエンジニアになる人もいます。
エンジニア求人は需要があります。 もちろん経験のあるエンジニアを採用したいですが、そのようなエンジニアはどこも欲しがっているため採用になかなか繋がらないのです。35歳を超えたらリーダー経験がないと難しい
ITエンジニア業界全般に言えることですが、35歳を超えたエンジニアには最低でもPM経験が求められます。
何人かのエンジニアを率いてプロジェクトを回した経験のないエンジニアは、よっぽどの技術力がないと採用は難しいでしょう。
個人で開発をして成果物を見せる人も多い
アプリケーション開発はエンジニアでなくても始める人がたくさんいます。そのため、プログラミング未経験者でも簡単に学ぶ環境が整っているのです。未経験でも土日などを利用して半年でスキルが身につきます。個人で作ったアプリをポートフォリオとして提出する人も少なくありません。自ら学ぶ姿勢があるのであれば、30代前半であっても問題ないでしょう。
Swiftは扱える人が少ないので狙い目
日本では2014年にiPhoneのアプリ言語Swiftが発表され、扱える人が少ないです。この言語ができればかなり強いと思われます。
スキルを身に着けて成果をみせることが重要!
アプリケーションエンジニアへの転職は、年齢が若いに越したことはありませんが、一番大切なのはスキルです。今は独学で出来る環境も整っているので可能性はあります。
未経験OKの求人が多いからと安心せず、自分で簡単なアプリケーションなら開発できるくらいのスキルを身に着けておきましょう。