広告・デザイン業界のエンジニア求人情報の現在の傾向・流れ 2017.03.07
現在テレビやラジオだけではなくネット市場など、幅広い分野に携わる広告・デザイン業界ですが、こちらでもエンジニアという立場が大きくなりつつあります。なぜ、エンジニア職種が広告・デザイン業界で必要な存在となってきているのか、そして現在の求人情報はどのような傾向にあるのか、ご紹介していきます。
広告・デザイン業界のエンジニア求人の傾向や流れ
広告・デザイン業界はネット社会が広がりを見せる中で、ITマーケティングによる広告普及から、近年はWEBを主体とする広告・デザイン企業も増加傾向にあります。そのため、広告・デザイン業界にもエンジニアという職種が光るようになってきました。
以前までは広告・デザインというと、グラフィックデザイナーやクリエイティブディレクターなど、デザインに関わる分野や営業などの部分が大きくみられていましたが、現在はWEBコーダーやマークアップエンジニアなどといった、ITエンジニアに関連する職種の活躍もみられるようになりました。
異業種だからこそ専門性が光る場合も多いです
求人の数も年を追うごとに増加しており、企業も広告制作会社だけではなく、自社広告のために一般企業からもWEBマーケティングに関するエンジニアの求人があります。
今までシステム開発だけをしてきた人であっても、その専門的な知識・スキルを活かして転職する人も少なくありません。ただし、IT業界とは違い専門的な知識を持っている人はまだまだ少ないため、会話をする上で誰にでも分かりやすく説明できることが必要なポイントとなります。
こうしたポイントを押さえておくことで、広告・デザイン業界への転職の道も開きやすくなるでしょう。
WEBコーダー・マークアップエンジニアとはどのような職種か?
広告・デザイン業界で活躍したいと考えている方は、まずWEBコーダーとマークアップエンジニアについて知っておくことが大切です。
WEBコーダーはデザイナーが作成したラフをHTMLやCSSを利用しコーティングする職種です。ここがエンジニアとして広告・デザイン業界に転職した時に始まる人がほとんどかと思います。
WEBサイトを構築する時の工程において、最終部分を担っている職種であり、制作においてとても重要な業務になります。企業にもよりますが、コーティングだけではなくサイトのプランナーから改善提案に参加することもあるため、幅広い知識や技術を習得しておく必要があります。
より良いwebサイトを目指して柔軟に制作していくのがマークアップエンジニア
一方マークアップエンジニアは、WEBコーダーの上位にあたる職種です。WEBコーダーはデザイナーが作成したデザインを忠実にコーティングすることを目的としていましたが、こちらの職種ではSEOなどを意識したサイト作成のためにどんな形が良いのかを追求できる職種となります。つまり、自分の知識や経験を応用し、いかに質の高いサイトを作り上げるかが、この職種には必要となってきます。
非常に些細なことでもこだわりを持って行う方に向いている職種です。
広告・デザイン業界のエンジニア求人の今後の動向と求められる経験
広告業界で活発なエンジニア求人の職種と必要なスキルはどのようなものがあるでしょうか。ここでは、今後の求人傾向と経験・スキルをご紹介します。
エンジニア求人の今後の動向
WEBマーケティングで言うと、今後も勢い衰えず、むしろテレビや雑誌など以上に盛り上がりを見せるのではないかと期待できます。そのため、広告・デザイン業界の中でエンジニア求人はさらに増加していくことが見込まれるでしょう。
また、広告・デザイン業界の未経験者であったとしても、人材不足のせいか積極的に採用している背景があることから、転職を検討している方にとってはチャンスと言えるのではないでしょうか。
ただ、システム開発からこの業界に飛び込んでいくことは、キャリアアップにつながるかと言えばそうではありません。今までの給与と同じ、もしくは減給してしまう恐れもあるので、よく考えて広告・デザイン業界への転職を考えましょう。
広告・デザイン業界で求められる経験やスキル
必要な経験やスキルですが、コーダーとしてはやはりHTML・CSSといった必要最低限の知識と技術は必須となりますし、他にもどのブラウザにも対応してサイト表示させることができる技術は身に着けておくと即戦力として活躍できます。
一方で、さらに上のマークアップエンジニアを目指したいという場合は、この知識や技術に加えてSEOの知識やJavascriptなどのフロント領域からなるプログラミング技術も持っておくとキャリアアップにつながりやすいです。
サイト制作は複数人で行うためコミュニケーション能力が必要
こういったエンジニアとしての知識や技術以外にも、サイト制作は一人だけではなくチーム全員で作り出すものなので、チームの中でコミュニケーションを図ることはとても大切です。よく話し合い情報を共有することで、スムーズに制作を行うことができます。
また、この業界ではスピード感は非常に大切です。例えばシステム開発の場合1年以上という長期で見積もることが多いですが、広告・デザイン業界では企画が始まってから数ヶ月で世の中に出回っているケースも少なくありません。ですから、この業界に入ったらこだわることはもちろん、スピード感を重視することも重要です。
まとめ
ネット社会の中で広がりを見せる広告・デザイン業界にも多数のエンジニア求人がみられます。もしもこちらの業界へ転職を考えている方は、今回の記事を参考に検討してみてください。