SEの転職で失敗しやすいこととその対策

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SE転職はココに気をつけろ!失敗しやすいケースを紹介

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夜の街を歩くスーツ姿の男性

転職の多くは、待遇や年収を求めてされるものだと思います。しかし、そこしか追い求めない方には大きな落とし穴が待っています。

今回は、そんなSE転職者が失敗しやすいケースを紹介。自分が失敗しないように、一度確認しておきましょう。

SE転職で失敗しやすい会社選びの仕方

会社選びは「大企業だから良い」という単純なものではありません。注意すべき点を確認して、賢い会社選びをしましょう。

規模や知名度だけで選んでしまう

一番失敗しやすいのは、会社の規模や有名度だけで、「この会社は待遇や年収が良いだろう」と思って選ぶことです。確かにその傾向があることは否めません。しかし、自分の積み上げたスキルを顧みず年収や待遇のことばかりを考えると、志望動機があいまいだとして不採用になってしまう危険性が高くなります。

さらに、採用になったとしても、仕事内容によっては技術について無知なために周りの進度についていけず、更なる転職の原因にもなってしまいます。

また、規模の大きい有名な会社だからと言って、社員がみなレベルの高い人であるとは限りません。大企業なら能力の高い人を多く採用しているだろうと思うのもごもっともです。ですが、現実、大量の採用を行う大企業は、まさに大量の人材を抱えることによってその選別がしにくい傾向にあります。よって、大学のように、有名大学に行けば学力が高い人がいる、ということとはわけが違います。

ブラック企業を見極める目がない

企業自身に問題があるところに入ってしまうリスクもあるでしょう。ブラック会社や、業績と景気が一緒に動く、親会社のない独立系の企業に入ってしまうと後が大変ではないでしょうか?

人に勧められたキャリアをそのまま目標にすることも危険です。実情が必ずその人が言った通りでないこともあるでしょう。その人が実情の一面しか話していないことも多いと思いますよ。やりたいことをやった方がやりがいも生まれますし、能力がそれについてくればお金もきちんともらえます。

自分に合わない会社に転職してしまわないためにも、会社情報を詳しく確認することが重要です。会社の定性、将来性、社風から経営者のポリシーまで併せてチェックするのがいいでしょう。

募集要項の見方がわからないなら転職エージェントの利用を

SEから異業種に転職する場合は社内SE志望になることが多く、IT業界で転職したい場合は自社開発エンジニアが鉄板ですが、会社選びに失敗すると、社内SEがデータ入力などの事務職だった、自社開発エンジニアは外注管理ばかりだったなどということになるので気を付けましょう。

このような失敗をしないためには転職のプロである転職エージェントから情報を引き出すのが良策です。彼らは、個人では知りえない内情を知っていることもありますからね。

どの分野も一人前じゃないのに転職してしまうケース

新卒と違い、会社は転職者には即戦力を期待しています。転職者は、すぐに会社に馴染んで仕事の成果を求められてしまうばかりか、使えないとなれば真っ先に切り捨てられてしまう、そんな難しい立場なのです。

このケースで最たるものは、大企業で昇給した人が理想や憧れを求めてベンチャーに入ることです。大手SIerなどに新卒で入り、SEとしてそのまま昇給した方は一見順風満帆な仕事だと評価されるでしょう。しかし、実情は、IT系で採用されたはずなのに社内調整ばかりやっているとか、出世のスピードが遅いとか、大企業ならではのデメリットがたくさんあると思います。そんなとき、ふとベンチャーのような刺激的な環境に身を置きたいと考えるのは自然なことです。

…ここで、立ち止まって一回考えましょう。大企業は福利厚生が充実しています。大企業というだけで中小企業よりいい給与や待遇を得られています。大企業から転職するだけで、かなりの割合で収入は減るでしょう。もちろん、自分に十分な実力があって転職する方は収入が大幅に増えることも十分あり得ます。ですが、自分にはSEとしてそれだけのスキルがあるのか、一度立ち止まって考えてみることをお勧めします。

どれかの分野が一人前であれば転職は問題ないですから、一人前になるのが2~3年かかると考えると、その分はスキルの積み重ねに奔走する必要がありそうですね。

ぐずぐずとしてしまい転職の機会を逃すケース

SEは転職の多い業種ですが、1回目の就職での自分の判断が間違っていないと信じたいがために、転職の機会を逃してしまう方がいます。もしあなたがそのタイプの方でしたら、心配はご無用です。

IT業界はそれ自体が発展段階にあるので、新しく業界に参入する会社が多く、よって経営基盤が脆弱な会社も多いです。そのためなのか、またはSEに職人気質の人が多く自分の技術を大事にするためか、SEの転職率は非常に高いことが知られています。会社によってはSEの半分以上が数年で入れ替わることもあり、転職は珍しいことではありません。

この会社が自分に合わない、もっとやりがいのある仕事をしたいという方は、転職を素直に考えてみることをお勧めします!

転職エージェントに振り回されてしまうケース

この見出しを見て、先程転職エージェントを進めて来たじゃないか、と文句を言いたくなる方もいるかもしれません。転職エージェントにけちをつけているわけでは決してありませんが、相談するときは自分で決断をするんだという決意をもって臨んでいただきたいということを、私は言っているのです。

彼らは確かに非常に頼りになります。自分の希望をくみ取り、一般公開していない求人の中からでも希望に合うものを探してくれます。転職するなら利用すべきです。しかし、彼らにとってはあくまでビジネスですので、実績を作らなければいけません。そのためには無理なマッチングをしようとすることもあることと予想されます。

ありがちなセールス文句では、「あなたはこの職種を希望していますが、この会社なら、職種は異なっても経験やスキルが積めますよ」といった具合のものがあります。これはほとんど無理やりなマッチングとみていいでしょう。

自分の希望をしっかりと伝え転職エージェントを賢く利用しよう

彼らに転職を手伝ってもらうときは、自分の希望に沿った暗転を粘り強く探しましょう。案件は無限にありますし、IT業界は成長途中ですから需要はあふれています!また、自分に合わないエージェントが当たってしまう場合を考えて、複数の転職サイトに登録するのがいいでしょう。エージェントに遠慮する必要はありませんよ。

失敗しやすいポイントに気をつけて転職活動を行おう

初めての転職活動の場合は、上で紹介したような失敗をしやすいので気をつけましょう。あくまでも自分自身で転職活動を行っているということを忘れずに、主体的な姿勢でいることが大切です。

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