エンジニア未経験の女性転職

皆さんも御存知の通り、IT業界は年々発展し続け、IT市場は拡大しています。

しかし、人口減少やIT技術者が高齢化しているため、IT業界の人材不足が叫ばれています。

経済産業省の調査によると、2030年には約79万人のエンジニアが不足するそうです。

未経験OKの求人が増加中

IT業界の人材不足を克服するために、企業はIT人材の育成に力を入れています。女性やシニアなど今までエンジニア希望が少なかった層からの人材を集めています。女性が働きやすい環境に改善している企業もあります。

IT業界未経験の女性でも、新たにキャリアを築きやすい職種はなんでしょうか。未経験者におすすめする3つの職種を紹介します。

①Webエンジニア

Webエンジニアの主な仕事は、Webサイトのアプリケーションの開発やプログラムの開発、ソフトの保守や運営です。

クライアントとシステムづくりについて話し合います。クライアントが求めているシステムを予算、期日を決めながら、システムを実現させます。

最近ではSNSやオンラインでの決済、ムービーなどの新たなシステム機能が増えていますよね。システム機能の増加に伴い高度なスキルが求められるようになっています。

スキルが高度化していると聞くと未経験者なら転職できないではないかと思いますよね。また開発は男性がしているイメージがありがちだと思いますが、違います。

文系からエンジニアに転職する人もいます。文系特有の数学が苦手で開発なんてできないと不安に思う人もいると思いますが、エンジニアの需要は高く、技術を習得すればできる仕事なので、転職できる可能性が高いです。

②マークアップエンジニア

マークアップエンジニアの主な仕事は、WebデザイナーがデザインしたデザインをWeb上に表示できるように組み立てることです。

クライアントの記事の構成をみながら、見出しやハイパーリンクをつけます。

デザインなどのレイアウトをおこない、サイトの見栄えがよくなるように調整します。

Webを見るためには様々なブラウザがあります。どのブラウザで見ても崩れないようにチェックすることも仕事の1つです。

納品後のアフターケアもします。保守点検でシステムが正常に働いているか確認します。

プログラマーとは違い、マークアップエンジニアは表面的な部分を制作します。

それに対してプログラマーはシステムを稼働させることが仕事です。

技術の高度化に従って、常に学んでいく仕事です。

③Webデザイナー

Webデザイナーの主な仕事は、Webページやバナーなどのデザインを作ることです。

イラストレーターやフォトなどの専用のソフトを使用します。ソフトのロゴやアイコン、キャラクターを使ってデザインします。ビジュアルや制作意図を変化させていく創造的な作業です。特に女性が得意とする細かい作業やデザインを考えるなどの仕事内容です。未経験でも女性の良さを活かせる仕事だと思います。

デザインをするときは、ルールを守り、技術を使いこなすので、学んでデザインをスムーズにできるように技術を習得すれば活躍が期待できます。

クライアントや社内での打ち合わせもあります。その場合コミュニケーション力が求められます。エンジニアというとパソコンに向かうだけ人と関わらずにすむと思いがちですが、コミュニケーションを必要とする場面もあるということですね。

しかしいったん技術を身につければ、特に必要な資格もないので、性別や年齢を問わずに活躍できる仕事です。女性を顧客にするWebサイトのデザインなどは女性がデザインしたほうが好まれそうですよね。エンジニア未経験でも技術を習って女性だからこそ求められる仕事をしましょう。

IT業界が人材不足で、未経験の女性でも企業が求めていると分かったらエンジニアの知識を知りたくなってきましたよね。

転職をするにあたってIT知識が必要となるなら今から学ぶのがよいですよね。学ぶ方法を紹介します。

Progateなどのオンライン学習サービスを利用する

プログラミングの基礎・基本を学ぶなら、Progateがおすすめ。多くのエンジニア初心者が学習しており、初心者に分かりやすい学習プログラムが確率されています。

実際にコードを書きながら学習を進めていくので、自分がエンジニアとしてやっていけるのか？その素質を図るにはもってこいです。

プログラミングスクールで学ぶ

転職を視野に入れてしっかりと学ぶなら、プログラミングスクールがおすすめ。最近では学費無料のプログラミングスクールも増えており、時間さえあれば始められる環境となっています。

中でもおすすめなのは、転職支援まで一括でサポートしてくれるプログラミングスクール。スクールと契約をしている企業、つまり未経験の採用実績がある企業への転職となるので、安心して働くことができます。

派遣エンジニアとして実績を積む

エンジニア職の場合、正社員採用よりも派遣採用の方がハードルが低く、未経験からチャレンジする人が多い傾向にあります。

派遣エンジニアとして採用された場合、短い研修期間の後、実務を通してOJTでスキルをつけていくことになります。

スキルと実務経験を両方手に入れることができるので、次の転職がグッと楽になります。

エンジニア不足の今、未経験からエンジニアに転職するハードルは非常に低くなっています。

長期的な視点で見ると、安定して働ける職業。挑戦してみる価値は大いにあります。

少しでも興味があるのなら、プログラミングスクールや派遣会社で実務を詰んでみることをおすすめします。