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SE転職に資格は必要?有利になる資格3選

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オフィスでパソコンを弄っている3人のワーカー達

現在、人手不足が叫ばれているIT市場。転職者には即戦力として働く力が期待されています。

そんな即戦力となるスキルを証明する一つの手段となるのが、資格。資格を持っていることにより技術や知識の証明となるだけでなく、自身の向上心もアピールすることが出来ます。

今回は、30代までのSEが持っていると有利な資格にフォーカスして紹介します。

SEの転職に資格は本当に必要か?

SEの転職に資格は必要かどうかと聞かれたら、「必要ではない」が正確な回答でしょう。そもそも、SEというのは士業ではなく、資格の有無で就職できる仕事ではないのです。

資格は無くても大丈夫、有利であることには間違いない

しかし、無くても問題ないにしろ、あればその旨を履歴書に書くことが出来るためアピールポイントのひとつになります。そのため、転職に有利であることは間違いありません。

実務を見せることができない面接の場で、資格は技術・知識の分かりやすい証明書になるのです。

また、資格を持っている事により、向上的に業務へ取り組んできたのかが容易に示せるようになるので、採用選考の中では魅力的な人物として映るでしょう。

それでは、どのような資格が転職の際に有利になるのでしょうか。

SEの転職をより有利にする資格を紹介

IT系の資格は大きく分けて以下の3つがあげられます。

  • 国家資格…国の法律に基づいて技能・能力が判定されるもの
  • 公的資格…官庁や大臣に認定された、民間団体や公益法人が実施する資格
  • ベンダー資格…マイクロソフトやオラクルなど、企業・メーカーが自社で認定している資格

この中でも実際のSE求人で歓迎要件として多く記載されているものについて見ていきましょう。

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

情報技術者試験は、SEが取得出来る資格の中でも病院や官公庁関連の仕事を受注する上で必要な人気が高い国家資格です。取得率でも一番多いメジャーなものです。

情報処理技術者試験にはレベル1~4までありますが、転職で有効に活用したいというのであれば、レベル3の応用技術者試験、レベル4のネットワークスペシャリスト・データスペシャリストを持っておきたいところです。

またIT業界に詳しくないクライアント相手にも、国家資格という分かりやすい肩書は技術をアピールしやすいため、上司が部下に取らせたい資格の上位に挙げられることも多くあります。入社前にこの資格を持っていれば、基本的な知識があるとわかるので教育もしやすい人物であると印象付けることができるでしょう。

オラクルマスター

オラクルマスターとは、「Oracle Database」シリーズを扱う技術を証明するベンダー資格です。現在、殆どの企業で利用されているデータベースであり、SEならば誰もが一度は利用するソフトウェアであると言われています。

そのため、使えることが当たり前とされていますが、早期の転職・経験無しでの転職の場合は分かりやすく資格でアピール出来るようにしておくと無難です。

オラクルマスターにもレベル1~4までありますが、転職で有利に活用したいのであればレベル3のGold、もしくはレベル4のPlatinumが必要になるでしょう。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は基本情報技術者試験・応用情報技術者試験と同じく国家資格です。システムやソフトウェア開発の設計やプログラミングはもちろん、プロジェクトリーダーとして率いることができる総合力が必要とされます。

2016年度の合格率は13.9%と難易度の高い試験ですが、一部企業ではシステムアーキテクト試験に合格することが年収1000万円を超える条件ともなっています。転職後のキャリアアップ・年収アップを検討している人は取っておいて損がない資格です。

資格を持つSEは転職でどれくらい有利になるのか

IT人材は現在売り手市場なので、SEとして働くことの間口は広がり敷居は低くなりました。しかし、それでもやっぱり知識を有している人は優遇されます。

これらの資格を保持していると転職で活躍できる場が広がり、新たな可能性が見えてくることは間違いありません。

資格があることで年収アップの可能性も

資格が無くても働くことの出来る求人がある一方で、資格を持っているエンジニアの待遇を良くしている企業も増えています。レベルによっては持っていると資格手当が支給される場合もあるので、結果的に年収がアップすることもあります。

SE転職を有利に進めたいなら資格取得を目指そう!

資格は必ずしも必要ではありませんが、持っていた方が面接でのアピールポイントとなり有利になることは間違いありません。逆に、一つも持っていないと資格欄が空白になってしまうので、人事の目に留まりにくくなってしまう可能性もあります。

また、前職がSEではない・SEとしての経験が浅い人は自身の向上心を裏付ける意味で取得するのも一つの手でしょう。

しかし、資格を取得して転職に活かしたいと考えている場合は、自身のキャリアプランと一致していることが重要です。後先考えずに有名な資格をいくつも取得し、それを履歴書に書いた場合、有効に働くどころか方向性に迷いがある人物であると受け取られてしまう可能性もあります。

自身のキャリアプランをもう一度振り返り、必要だと感じた場合は転職を機に取得しておくと良いでしょう。

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