ITコンサルタント転職のメリット・デメリット

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転職で損する?ITコンサルタントのメリット・デメリット

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分かれ道

ITエンジニア職の中でもハイキャリアに分類されるITコンサルタント職。転職により年収アップも可能ですが、逆に下手な転職をしてしまうと自分のキャリアに傷を付けてしまう恐れもあります。今回はITコンサルタント転職のメリットとデメリットについて、紹介していきます。

ITコンサルタントの転職事情

まずは、社会的な動きからITコンサルタントの転職事情について触れていきたいと思います。

業務改革のブームが去り求人自体は減少している

端的に言ってしまうと、ITコンサルタント業界の転職した後の給与は伸び悩んでいます。

一時ブームとなった業務改革が減少し、業界内の吸収・合併も進行したことからITコンサルタントに関する案件は減少しました。

現場に戻る選択をするコンサルタントも多い

そして、近年増加してきたのが「C 2 B (Consulting Firm to Business)」転職。これはITコンサルタント会社から事業会社に転職するというものです。

もちろんこれは今に始まったことではなく、ITコンサルタント業界において「C 2 B」志向はありました。机上の戦略ではなく、一度事業会社に出向くことで実際の現場でスキルを磨くといったことは以前からありました。

しかし、大手の企業では組織体制が大きいがために、顧客からのプランに対するフィードバックをリアルタイムで得ることができなくなってしまいます。

結果として、現在の業務にやりがいを見失い、事業会社でIT戦略の企画立案・実行に携わりたいと思うのは理解できるでしょう。

ITコンサルタント転職のメリット

ITコンサルタント転職のメリットについて、ここでは大手企業への転職と中小企業への転職という二つに分けて考えていきます。ここで、大きく二つに分けた理由は両者で求められるものが大きく異なってくるからです。

安定を求めるなら迷わず大手へ

IT系コンサルティングファームの大手企業と言えばアクセンチュアやIBM、野村総研などがあげられます。

このような大手企業へ転職するメリットは、大きなプロジェクトに携われる可能性があること。また社会貢献性の高い仕事もたくさん請け負うことができるでしょう。人の役に立ちたい。そう思っている人にとっては気持ちよく仕事ができる環境でしょう。

もう一つは安定です。キャリアアップできる人はかなり限られてはきますが、出生意欲がそこまでないような安定志向の方は大手企業に転職した方がある程度の収入を安定して受け取ることができます。

ベンチャー企業の働き方はフリーランスに近い

ベンチャー企業へ転職することのメリットの1つは裁量の大きさにあります。技術の進化が早く、企業の浮き沈みが激しいというのがIT業界の現状です。そのため、市場の需要をいち早く察知し、プロジェクトを動かすことで大手企業にできないようなことに挑戦することができます。

二つ目は年収が増える可能性があるという点です。これは一概には言えませんし、多くの場合は年収が下がってしまいます。ただ、IT業界は利益率が高く、この人材を他社に渡すまいと高い給料を提示することが稀にあります。

また、転職してから数年後にマネージャー職に就くことで1000万から1200万ほどの給料になるというケースもあります。

三つ目は総合的な力がつくという点です。大手企業では分業のため、1人で行う業務が多いです。しかし、小さな企業だと働いている人数が少ないため総合的な仕事をこなす必要があります。

そのため、常に自分のスキルを磨く必要があります。大手企業でプロジェクトを任されてみたいという人でも一度中小企業に転職してスキルを身につけることで大手企業でも通じる程にスキルアップしてから、また大手企業に転職し直すという人もいます。

このように大手企業に転職するのと中小企業に転職するのでは、得られるものが異なってきます。自分が転職において、どういった点を重視するかもう一度考えてみましょう!

ITコンサルタント転職のデメリット

一方でITコンサルタントが転職した際の想定できるデメリットを紹介します。ITコンサルタント転職のデメリットについて、第一に年収が低下してしまうことです。

大手のコンサルファームで働く30歳男性が大手メーカーに転職したことで、以前は年収1000万円もらっていたにもかかわらず、転職先では600万円から700万円前後に落ち込んでしまうことはよくあることだそうです。

もう一つが自分の知識や技術を活かすことができない場合があるという点です。一概には言えませんが、もし仮に中小企業から大手企業に転職を成功したとしても、大手企業は多くの外注管理を行っているので、転職者は外注管理を任され、ITコンサルタント業務に通じる仕事ができなくなってしまいます。

また、エンジニアに関連する仕事はスキルを身に付けていないといけないため、スキルがどんどん時代遅れになってしまうこともあります。

おわりに

ITコンサルタントの転職について、メリットとデメリットを挙げながら紹介してきました。社会動向をみても、やはりITコンサルタントの転職は増えてきています。

どこに転職するにしろ、企業はあなたのスキルを評価して採用します。時代に遅れないよう学習意欲を持ち常にスキルを磨き続けることで、必ずあなたのことを評価してくれる企業は現れます。

学ぶ意識は常に持ち続けていれば、転職も成功することでしょう!

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