C++経験者の転職市場の今後の動きと身につけておきたいスキル

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C++経験者が注目される転職市場と今後の動き

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デスクとPC

C++は昔の言語というイメージがあるかもしれません。しかし今でもこのスキルは実務面で使われています

歴史あるプログラミング言語

C++は数あるプログラミング言語の中でも老舗の種類といっていいです。オブジェクト指向型プログラミングのために1985年に開発されたC言語の一種です。従来のC言語と比較するとより拡張した形をとっていて、日本で広く使われているJavaとは異なりC言語との互換性を有しています。

大規模で複雑なプログラミングをする時に適しているといわれています。保守性に優れている半面、拡張やデバッグにも柔軟に対応しているところが高く評価されています。

普及率の高さから需要は常に一定以上あるスキル

古くからある言語で、広く普及していることもあって、C++経験者のIT業界における需要は依然として高いです。いろいろなライブラリやツールで利用されていることもあって、様々なジャンルで求人が出ています。

ざっと見てもIT関係の他にも、デジタル家電や情報家電、自動車関連のような電気制御機能の搭載されているメーカーなどでも募集がたびたび出ているような状況です。

去の遺物?まだニーズの高いジャンルはある

プログラミング言語を理解しているエンジニアの中には、「C++はもはや過去の遺物」と考えている方も多いでしょう。

確かにJavaや同じC言語系の中でもC#が普及したこともあって、C++はだんだん隅の方に追いやられているというイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし先ほど紹介したように、電気制御関連の世界では相変わらず需要が高いですし、当面この傾向が続くとみられています。

ゲーム業界を初めまだまだ現役で役に立つスキル

そのほかにC++を使って活躍できるジャンルとして、ゲームの世界があります。ゲーム開発の分野を見てみると、C言語やC++を使って書かれているものもかなり多いです。もしゲーム系の仕事をしてみたいと思うのであれば、C++はしっかりマスターしておいた方がいいでしょう。

C言語は学校で第一言語として学んでそのままにしている人もいるでしょう。しかしコンピューターのアーキテクチャを知るうえで重要なプログラミング言語であることには変わりはありません。

C++の経験者の中には、「このスキルはもはや転職活動では生かせない」と思っている人もいるかもしれません。しかしまだ当面実務面で活用できる言語であるという認識は持っておきましょう。

C++スキルのおすすめアピールポイントと身に着けておきたいスキル

先ほども紹介したように、ゲーム開発の世界ではC++はかなりの頻度で使われています。よってゲーム関連の求人を見ると、C++を使った開発経験者を対象にした案件は多いです。

経験者であれば採用される可能性は大いにあり

まずゲーム開発の経験者であれば、即戦力として採用される可能性は高いです。ゲーム関連の求人はインターネットなどで調べてみるとお分かりでしょうが、結構活発に募集が出ています。このため、慎重に自分の希望に見合った職場を見つけられるでしょう。

C++の求人は基本的に経験者を対象にしたものがほとんどです。しかし異なるジャンルでもC++を使って仕事をした経験を持っていれば採用される可能性が出てきます。

業界の垣根を越えて転職するケースも多い言語

たとえば、ゲーム開発の仕事に携わったことのある人はソフトウェア開発の仕事に転職するといったことはしばしば起きています。またアプリ開発でC++経験者を募集している求人もちらほら出ています。C++経験者でキャリアチェンジをしたければ、異なる業種の募集が出ていないかどうか、チェックする価値はあるでしょう。

また採用試験を受ける際には、C++を使ってどのような開発を手掛けたことがあるか、キャリアを重点的にPRすると採用の扉も開けてくるはずです。

語学力のある人を求める傾向が高まっている

C++だけに限ったことではありませんが、ITエンジニアの募集を見ると語学力を求める案件が増えています。外資系であればさもありなんと思うでしょうが、国内企業でもエンジニアに語学力を求める傾向が強まっています。

なぜ英語力が求められるかですが、ITの製品やテクノロジーがどこから来ているかに関係しています。最新の製品のロードマップをはじめとして資料は海外でリリースされることが多いです。となると資料に書かれている言語は英語となります。

最先端の技術は英語で提供されることが多い

またテクノロジーに関する込み入ったブログなどもいろいろと発信されています。この手のブログは大半が英語で書かれています。このような関係があるので、エンジニアとして最新鋭の技術に触れるためには英語力がどうしても求められるのです。

英語を理解できる人とできない人とでは、情報格差がかなり如実に表れることも多いです。これからの時代、C++エンジニアとして活動するためには、ある程度の英語スキルも獲得しておいた方がいいでしょう。

まとめ

C++といわれると一昔前のプログラミング言語というイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし実際のところ、いろいろなジャンルでまだまだ求められている言語でもあります。C++経験者が転職する際には、そのスキル・キャリアはアピールしておいて損はありません。また英語力がこれからの時代ますます求められるようになります。C++エンジニアの募集の中には、TOEICの具体的なスコアを応募資格として明記している案件も増えています。TOEICを受験したことのない人は、これを機会に一度チャレンジしてみるといいでしょう。

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