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アプリケーションエンジニアの年収と平均以上の給与をもらえる人の条件・特徴

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アプリ開発を行うITエンジニア

ITエンジニア職の中でも、特に求人案件が多いのが、このアプリケーションエンジニアです。

新社会人から業務経験が豊富な人材までアプリケーションエンジニア職として活躍していますが、彼ら年収はどれくらいのものなのでしょうか?今回はWebやアプリ業界において重要なITエンジニアの年収について紹介します。

一般的なアプリケーションエンジニアの年収はどれくらい?

では、いよいよ現代のITエンジニアの登竜門とも言えるアプリケーションエンジニアの平均年収について見てみましょう。

年度別アプリケーションエンジニアの平均年収

IT技術者向けスキル診断よると過去4年間でのアプリケーションエンジニアの平均年収は次のように変遷しています。

  • 2012年…458万円
  • 2014年…433万円
  • 2015年…475万円
  • 2016年…451万円

年度ごとの平均年収は若干増減していますが、アプリケーションエンジニアの平均年収は451万円の約450万円前後となっています。システムエンジニア全体の平均年収は592万円のため、アプリケーションエンジニアはIT技術者全体の中では年収が低めの職種といえます。

また職種別に平均年収を比較した場合は、プログラマーの平均年収がもっとも低く、次いでアプリケーションエンジニアとなっています。

しかしこれは、平均年収の統計データであるため、実際にはより多くの収入を得ているアプリケーションエンジニアがいますので注意しましょう。

平均以上の給与を目指すには

アプリケーションエンジニア職では、上流工程から下流工程までの実務経験で市場価値が大きく異なります。

また、上流工程を担当する中級アプリケーションエンジニアでは、少人数のメンバを持つチーム体制で作業を行う事が多くなります。 SIerでは若手エンジニアがいるチーム体制であっても3人体制であれば3人分の仕事量が消化でき、設計書の品質は作業者によってバラつきなく一定であることが求められます。

チーム内コミュニケーションやチーム外コミュニケーション、進捗管理などのマネジメント業務でストレスやプレッシャーを感じることがあるでしょう。

マネジメント業務を不向きとする場合は、より専門的な技術を習得するスーパーエンジニアに転身するエンジニアもいます。 若手ITエンジニアを含むチーム体制であろうと人数割りでの仕事量が発揮できるか、1個人が発揮できる仕事量の最大値を向上できる人材が平均以上の給与を得ています。

いずれにしても、業務外での自助努力、チャレンジ精神やハングリーさが重要な要素となっており、自律型の人材や自責思考を持つITエンジニアが多いのが特徴です。

アプリケーションエンジニアのテクニカルスキルレベルは?

また、統計データより、アプリケーションエンジニアをITSSにおけるテクニカルスキルレベル別の分布で表しますと、テクニカルスキルレベル3に満たないエンジニアが約46%を占めていることが分かります。

ITSSのレベル別割合

  • 未経験レベル…7.5%
  • テクニカルスキルレベル1…15.7%
  • テクニカルスキルレベル2…23.5%
  • テクニカルスキルレベル3…30.6%
  • それ以上…23.0%

テクニカルスキルレベル3の定義は次の通りとなります。

「要求された作業を全て独力で遂行できるレベル。スキルの専門分野の確立を目指し、プロフェッショナルになるために必要とされる応用的知識、技能を有する」

アプリケーションエンジニア全体のスキルレベルが低い理由

テクニカルスキルレベル3に満たないエンジニアが多くを占めている理由は、IT技術者の大半がアプリケーションエンジニアまたはプログラマーからキャリアをスタートしていることが多いためと推測されます。

また、アプリケーションエンジニアという職種は専門分野へとスキルアップをしていく前段階のポジションともいえます。

アプリケーションエンジニアとして転職を成功させるためのポイント

お客さまからの要望をチーム一丸となって形にし、お客さまに使っていただくまでがアプリケーションエンジニアの役目です。

アプリケーションエンジニアのやりがい

無事にソフトフェアが完成した時の達成感やお客さまに感謝された時の喜びは大きなものになります。

しかし、このような場に立ち会うには事業企業であるか、一次請け企業でなければ難しいでしょう。仕事の規模ではなく、お客さまと向き合える環境がエンジニアの経験値や自信に繋がります。

そのため、お客さまと近い環境で働けるような企業の求人情報を積極的にチェックしましょう。

転職サイトの求人から見るアプリケーションエンジニアに求められているスキルとは

大企業や1次請け企業で求められるスキルは「コミュニケーションスキル」「情報処理の技術力」、論理的思考や問題解決スキルといった「ビジネススキル」です。

コミュニケーションが活躍する場面

情報処理の技術力は当然の要件ですが、チーム内の情報共有やお客さまとの折衝で欠かせないものがコミュニケーションスキルです。お客さまはIT用語を知らないため、IT用語を使わずに伝えるなどの配慮など相手の立場に合わせたコミュニケーションが求められます。

ビジネススキルが活きる場面

ビジネススキルでは論理的思考や問題解決スキル、ユーザー視点での考え方、メールでのコミュニケーションでは文章力や時間に対する考え方が重要になります。

メールでの回答に時間を要する場合には、事前に返事が遅れる旨の連絡を済ませておくなどの気配りも大切です。

行動パターンとしては「まずやってみる」「やりながら考える」ではなく、自分の役割や作業範囲を自覚した上で「成果物はこれである」「このような手順で作業を進める」という計画が明確に提示できることが求められます。

プログラマーからキャリアアップ転職するには

プログラマーからアプリケーションエンジニアへのキャリアアップはそれほど難しくありません。

多くのプログラマーはテストを通してシステムを理解していき、機能追加や不具合対応へと作業の範囲を広げていきます。システムの保守運用のプロジェクトを扱う企業であれば、長期で参入することも少なくありません。

参入当時はプログラマーとして活躍しつつも徐々に設計工程へ作業範囲を広げることができます。そのため保守運用や設計から開発までを一貫して携わる企業を中心に募集することを強くお奨めします。

まとめ

ソフトウェア開発を中心としたアプリケーションエンジニアの紹介となりました。

実力あるエンジニアはプログラムが読める、設計力があり設計書を分かりやすく作成できる、リーダーシップが発揮できる、マネジメント経験があるなどスキルの他に、人間的な魅力も兼ね備えています。お客さまとの打ち合わせを円滑に進めるための話術や人柄、約束を守るといった姿勢がもっとも重要です。

得意なスキルを強みとしてアピールし、苦手なスキルはどのようにフォローしていくかを説明できることが出来れば、採用面談で高い評価を得られるでしょう。

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