SIerからの転職で年収をアップさせる方法

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SIerって稼げるの?年収ランキングとその実態とは

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パソコンを触るエンジニア

SIerで働いているSEが、転職によって年収をアップさせるにはどのように転職活動を進めればいいのでしょうか。

今回は、SIerの年収相場とSIerの知識を活かした転職で年収アップする方法を紹介します。

SIerは稼げるの?平均年収を調査

まずはSIerの平均年収を確認してみましょう。

野村総合研究所は年収1000万円超え

大手のSIerの平均年収は上位から順に以下のようになっています。

  1. 野村総合研究所(1091万円)
  2. 日本オラクル(983万円)
  3. 三菱総合研究所(957万円)
  4. ITホールディングス(871万円)
  5. 電通国際情報サービス(871万円)
  6. 都築電気(846万円)
  7. 日立製作所(827万円)
  8. キャノンマーケティングジャパン(810万円)

年収上位に食い込んでいる企業は、ほとんどが元請けのSIer企業ですね。「大手SIerに入社すれば安泰」とも言われますが、確かに経営基盤も安定していますし、次の転職先も選びやすいでしょう。

一方で、大手SIerに転職できるかどうかというと、「転職するのは非常に難しい」です。

基本的に新卒採用を優先しており、入社してからじっくり育成していくというのが大手SIerの基本スタイルであるからです。そのため、大手SIerからの転職をする人は「もったいない」などと言われがち。IT企業ではありますが、証券会社や銀行などと同じ感覚ですね。

下請けSIerの平均年収は300万円程度

一方で、中小企業の下請けSIerの年収は300万円程度。大手が1000万円近く稼いでいる一方で、下請けSIerの年収は苦しいようですね。下請けになるほど、残業も多くなる傾向にあるので年収は貰っているけど体力的にキツい場合も多いです。こういった環境で働いているSEにとっては「35歳定年説」もなまじ嘘ではないと言えるかもしれません。

SIerでのスキルを活かして転職できるIT・Web業界の職種

SIer、SEのスキルを活かして転職をするなら、どのような職種になるのでしょうか。

高い年収を求めるならITコンサルタント

年収アップを目指すのなら、経営層ポジションに近づく必要があるでしょう。ITコンサルタントは、企業の経営戦略に関わるのですから、言わば経営者と同じ立場で会社を動かしていくことになります。もちろん、その分必要とされるスキルや経験は非常に高いものとなりますが、社会的な評価も高いです。

DODAの調査によると、ITコンサルタントの平均年収は約630万円。昇給が早く、30代前半で年収1000万円に到達する人も少なくありません。「大手SIerからITコンサルティングファームに転職し、後にITコンサルタントとして独立」というケースもよくある話です。

下請けSIerならWeb系への転職がおすすめ

下請けSIerからWeb系エンジニアへキャリアチェンジを希望する人はたくさんいます。確かに、Web系なら技術指向のSEも満足できるくらい開発ができますし、クリエイティビティがあるので憧れを抱くのも分かります。

転職により年収アップはできるのか?という点ですが、基本的には難しいと考えていいでしょう。

というのも、SIerとWeb系エンジニアの平均年収はさほど変わりません。(300万円~500万円がほとんど)それに対して、SIerよりも残業が少ないので、結果的に手取りは減ってしまうというパターンが多いようです。前職がよほどのブラックで、残業代が殆ど支給されていなかったという人は違うかもしれませんが。

SIerからキャリアチェンジをする場合はしっかり相談して

「SIerで働いているけど、もうこんな環境では働きたくない!」「年収アップのために転職をしたい!」という人もいらっしゃるでしょう。そういう人は、焦らずに一度第三者に相談するようにしましょう。

SIerで身につく専門的なスキルは、IT業界において市場価値が高い場合が多いため、自分の視野の外にあった好条件の求人が見つかるかもしれません。

IT業界の転職に強いレバテックキャリア

IT・Web業界に強い転職エージェントと言えば、レバテックキャリアです。実際にSIerからITコンサルタント、SIerからWeb系の転職を支援してきた実績もあります。

IT業界に特化しているので、専門的な知識を持つアドバイザーが多数在籍しているのもおすすめできるポイント。中にはSIerとの繋がりが強く、業界に詳しいコンサルタントもいます。

スキルに自信が無い場合はリクナビNEXTを

転職エージェントは、ある程度のスキルや職歴がある人のサポートに適しています。未経験の人や、スキルが少ない人は求人があまり見つからないこともしばしばです。

未経験や1年目での転職なら、転職サイトが適しています。中でもリクナビNEXTは、大手リクルートが運営しているだけあって業界最大規模の求人数を誇ります。

もちろん、求人数が多い分自分の条件に会う良い求人が見つかる可能性も高くなるでしょう。

現状に不満があるなら転職も視野に入れよう

SIerからの転職で年収をアップさせられる可能性は充分あります。

スキルや経験を最大限に活かすには、一度転職市場での自分の価値を図りましょう。

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