Linux開発ITエンジニアの平均年収とキャリアアップの目安

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Linux開発エンジニアの平均年収とキャリアアップについて

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MacBookとソファーに座った男性

ITエンジニア転職市場におけるLinux開発エンジニアの需要は現在非常に高まってきています。そんな売り手市場のLinux開発エンジニアですが、その実態は一体どうなっているのでしょうか。

需要が高まってきているだけにLinux開発エンジニアへの転職を考える人もいらっしゃる方も多いと思いますので、今回は実際に平均年収やキャリアアップについて調べてみました。

Linux開発エンジニアの平均年収について

ここでは、実際にLinuxを使用して業務を行う2種類の職種を例にその平均年収を割り出していこうと思います。

インフラエンジニアの場合

システムの運用・監視・保守・障害対応というような役割を担うインフラエンジニアですが、こちらの平均年収は502万円となっています。

これは、一般のプログラマーやシステムエンジニアの平均年収が448万円なので、ITエンジニアの平均年収よりも高いと言えます。

サーバーサイドエンジニアの場合

名前の通りサーバー側全般の開発や運用、管理に携わるサーバーサイドエンジニアですが、こちらの平均年収は531万円となっています。

こちらも一般のプログラマーやシステムエンジニアと比較すると、年収は比較的高め。

また、これはインフラエンジニアにもサーバーサイドエンジニアにも言えることですが、スキルや経験によって年収は大きく変化します。

IT業界においては、年功序列という企業は少なく実力主義の企業が多いので、自身のスキルを磨くことがそのまま年収アップに繋がります。

Linux開発ITエンジニアがキャリアアップは主に2パターン

Linux開発エンジニアがキャリアアップを目指す場合、探求を続けるスペシャリストタイプかチームをマネジメントするマネージャータイプのどちらかを目指すべきです。

スペシャリストタイプ:スペシャリストSE

スペシャリストSEは三度の飯よりコードを書くのが好きというような人に向いています。平均年収は650万円程度。また、使用しているOSがバージョンアップしたら一番に触って変更点などを確かめたいというような技術志向の人も向いているといえます。

上記のような条件を満たす人は、スペシャリストタイプのキャリアアップを目指すべきです。スペシャリストSEには、一般のプログラマーよりも早く正確なプログラミングを行う必要があることに加え、システムについての詳しい知識や新しい情報が出たときにはすぐさま対応できるような対応力も求められます。

このようなスペシャリストタイプは転職市場での需要が高いので、転職を繰り返しながら年収アップをしていく場合が多いです。

マネージャータイプ:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーはチームをまとめることが好きな人やスケジュールの調整がうまい人に向いています。平均年収は660万円程度。

また、人との関係を円滑に進めるのが得意だという人も向いているといえます。上記のような条件を満たす人は、マネージャータイプのキャリアアップを目指すべきです。

プロジェクト全体のスケジュール管理に加えて、クライアントとの折衝も行わなければならないので、マネジメントスキルに加えてコミュニケーションスキルも必要になってきます。

Linux開発エンジニアからプロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指している場合は、求人要項からキャリアパスを確認しておきましょう。

Linux開発エンジニアの需要は高い

Linuxが扱えるエンジニアの需要は年々高くなりつつあります。

Linux企業のマーケットは拡大傾向にある

Linuxはその機能性に加えて、安価で利用できて安全性も高いので現在多くの企業が導入しています。私達の身の回りの家電製品やスマートフォンにも利用されており、そのマーケットは年々大きくなってきています。

しかし、そんな拡大傾向にあるマーケットに反してエンジニアの数はあまり増えていないことが今IT業界で非常に問題視されています。

エンジニアの希少性は更に高まると予想される

これだけ需要が高まっているにも関わらず、Linuxの技術者不足は年々増えていっています。これは、Linuxのマーケットに参入しにくいことが原因と考えられます。

その理由は大きく分けて2つあります。

一つ目に、Linuxを独学で学ぶことは難しくそのために参入が少ないということ。

二つ目に、もともとエンジニアが少ないということ。

これらに加えて、Linuxの市場マーケットはどんどん拡大しており、全体としてみると技術者の割合はあまり増えていないので今後エンジニアの希少性はもっと上がっていくと予想されます。

キャリアパスも豊富なLinuxエンジニアへの転職は売り手市場の今が狙い目

Linuxを利用するエンジニアの平均年収はスキルや年齢によって大きく異なりますが、だいたい500万円~550万円程度となっており、一般のプログラマーやシステムエンジニアと比較しても高めの水準です。

また、キャリアアップとしては自分の性格や適性に合わせて、スペシャリストSEやプロジェクトマネージャーを目指すといいでしょう。

Linux開発エンジニアの需要は非常に高まってきているので、転職を検討されている場合は非常に狙い目ですよ。

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