DODAエンジニアITを使ってセールスエンジニア転職をする方法 2017.09.05
ITエンジニア職というくくりながら限りなく営業職に近いセールスエンジニア(プリセールス)。「デスクワークに疲れた」「一人で黙々と作業を行うのは性に合っていないということに気付いた」というエンジニアが、前職の経験を活かしながらもアクティブに働くことのできる職種です。
ニッチな職種ですから、求人数もあまり多くはありません。DODAエンジニアITを利用して転職する場合はどのような求人があるか、見ていきましょう。
DODAエンジニアITに出ているセールスエンジニア求人は43件
DODAエンジニアITに出ているセールスエンジニアの公開求人はなんと43件のみ(2017年9月5日現在)でした。DODAエンジニアITには求人が揃っていないのかと思いますが、大手のマイナビエージェントでさえ78件しか出ていないのでDODAエンジニアITに関わらずそもそもの募集人数が少ない職種であることが分かります。
プリセールスという名称で検索しよう
セールスエンジニアは「プリセールス」「技術営業」などさまざまな呼び名がある職種です。DODAエンジニアITの場合、プリセールスという名称になっているので、検索の際はこの名前で探すようにしましょう。
カテゴリで言うと、「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」→「プリセールス」です。
アプリケーションエンジニアからの流入が多い
DODAの調査によると、プリセールスに転職した人の転職前の職種として多いのはアプリケーションエンジニアのようです。
純粋にアプリケーションエンジニアへ転職する人が多く、その分離職する人も多いと考えることもできますが、若いエンジニアが多いアプリケーションエンジニアからのキャリアパスとして選ぶ人も多いのではないでしょうか。
プリセールスへの転職希望者の平均年齢は38.2歳
何かしらのエンジニア経験を持って、転職を希望する人が多い職種なので希望者の平均年齢は高めです。実際に、転職に成功した人の平均年齢も34.1歳なので、若手で無くても転職することは可能なようです。
むしろ、経験や知識を持つエンジニアの方が向いている仕事であると言えます。
DODAのセールスエンジニア求人にはどのような傾向・特徴がある?
DODAエンジニアITに掲載されている43件のプリセールス案件には、どのような傾向や特徴があるのでしょうか。
ベンチャー企業は少なく老舗企業が多い
IT企業は毎年のように生まれ、まだ若いベンチャーであっても有名企業となっていく業界ですが、DODAエンジニアITでセールスエンジニアを募集している企業は2000年代以前にできた企業がほとんどです。
社員の平均年齢も30歳を超えている企業がほとんどなので、IT企業独特のガツガツした雰囲気はなく落ち着いた空気の中で働くことができるでしょう。DODA掲載企業の中には全体の75%が中途入社であるというものもありました。
パッケージソフトウェアのセールスがほとんど
セールスエンジニアと言っても何を売るのかというのが問題ですが、自社で開発しているパッケージソフトウェアを営業する場合が多いようです。例えば、Web-EDIなど。
その他には、オフィスへのインフラ提案・導入・運用もよくある商材です。
エントリーをする際には前職のエンジニア経験・知識が生かせるかどうか、また「自分が売るとして、自信を持って営業できる商材かどうか」しっかりと企業研究する必要があります。
求められるスキルのメインはコミュニケーション能力
DODAエンジニアITに掲載されている求人で、求められるスキルとしてよく上がっているのは以下のようなものです。
- コニュニケーション能力
- ITインフラに関わる知識
- JavaやHTML、CSS、PHPなどWeb系言語での開発経験
- クラウドサービスの構築
- IT、ネットワーク関連の営業経験
- 普通自動車免許
やはり、セールスエンジニアはエンジニアとしての技術的知識も求められるのでプログラミングの基礎知識は求められるようですね。
その他には、コニュニケーション能力や普通自動車免許など営業に必要なスキルを要求されることが多いようです。コニュニケーション能力といっても、BtoBであることがほとんどなので(エンジニアの知識を必要とするというところからも、情報感度の高い顧客であるということが分かりますが)「ビジネスシーンでのコミュニケーション」が必要だとしっかりと書いてある求人もありました。
論理立てて話をするスキルが必要であるようです。
ニッチな職種なので複数の転職エージェントを利用しよう
セールスエンジニア(プリセールス)はあまり数が無い求人です。転職活動をする場合は、まずDODAエンジニアITに登録し、公開求人をチェックすると同時に非公開もないか確認してもらいましょう。
その段階でめぼしい企業が少ないようでしたら、2、3個の転職エージェントサービスに登録することをオススメします。しっかりとエンジニアの知識を生かせる営業職を探すのなら、ITエンジニア求人に特化したレバテックキャリアやTechClipsエージェントを選びましょう。
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