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SEの年収と平均以上の給与をもらえる人の条件・特徴

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エントリーシートを見て転職のアドバイスをする男性

システム開発やIT技術を活用した業務などSEの作業範囲はとしても広く、また所属する企業や作業内容によって年収が大きく変わっていきます。

日々の業務に打ち込むことで年収を上げることも可能と思いますが、年収や月収の実態と年収アップしていく人の特徴から、より年収アップできるポイントを探りたいと思います。

SEの年収はどれくらい?一般平均年収と比べてみる

賃金構造基本統計調査より、システムエンジニアの平均年収は592万円、平均月収は40万となっています。企業規模ごとの平均年収を比較すると格差が広がっていることがわかります。

  • 10~99人…平均年収は487万円、平均月収は35.6万円、労働者数は7,432人
  • 100~1000人…平均年収は533万円、平均月収は36.4万円、労働者数は11,738人
  • 1000人以上 : 平均年収は695万円、平均月収は45.3万円、労働者数は14,297人

企業規模ごとの平均年齢は37~38歳の範囲であり、企業規模による年齢の偏りはありません。

平均以上の給与を目指すには

SEは企業規模に応じて年収格差がありますが、中小企業であっても高収入を得ることは可能です。高収入エンジニアの月単価は100万を超えています。そのようなSEはどのような仕事をしているのでしょうか。

コンサルティング業務を担当するSEは、お客さまが抱える問題解決をするためにIT技術を使い解決へと導きます。例えば業務効率化を提案する場合は、コスト圧縮により経費が年間〇〇%削減できますと提案するだけではなく、圧縮したコストを新しい事業展開に充て増収できる仕組みまでを提案します。このような提案をするため、IT技術や優れたビジネス感覚、経営戦略を理解する必要があります。

プロジェクトマネージャ業務を担当するSEは、プロジェクト成功のために様々な管理を行います。プロジェクトを適切に管理するための専門的な知識、システム開発のノウハウを理解している必要があります。

IT技術を利用する力と異なる専門的な知識を組み合わせたサービスが提供できるエンジニアが高い評価を得られるでしょう。

SEとして良い企業に勤めるためのクリア条件と転職成功のポイント

SEのやりがいは「システムを無事に完成させることができた」「お客さまに感謝された」「チームが一丸になって目標達成できた」「自分のアイディアが採用され形になった」などありますが、あなた自身はやりがいを実感できていますか。

転職準備をしっかり出来ているか

まず、業務経験を整理しましょう。参画した案件のシステムについて、プロジェクトの規模、作業工程、ポジションや作業内容を簡潔にまとめます。

自発的な取り組み、工夫したことや苦労したことはポイントのみに留めましょう。また、ミドルウェアや開発言語も忘れずに振り返りましょう。

上流工程をメインとした1次請け企業の書類選考は、募集条件を満たさない募集者を外すことを目的としています。募集が殺到した場合にも、採用コストを削減するために基準に満たない募集者を外します。

採用担当者は業務経歴書を通して文章力、どのような実務経験があるかを評価するため、簡潔で伝わりやすい内容を心がけましょう。

また訴求力を高めるべく応募先の企業に合わせた志望動機を用意しましょう。

採用面接で気をつける事

採用面接ではマネジメント業務やリーダー経験、顧客との要件ヒアリングなどの実務経験を伝えることが重要です。「費用との兼ね合いがある中でお客さまの要望を満たすには」などのプロジェクトの問題と、どのように解決してプロジェクト成功に導いたかを実体験をストーリーで伝えることが肝心です。

また、1次請け企業を対象に転職する場合は、求人サイトだけでなく転職エージェントを活用することをお奨めします。転職エージェントでは業務経歴書の書き方、面接時のポイントなどをサポートが充実しています。またエージェント経由のみ求人募集する企業もありますので選択の幅が広がります。

プログラマーからキャリアアップ転職するには

プログラマーからSEへのキャリアアップはそれほど難しくありません。多くのプログラマーはテストを通してシステムを理解していき、機能追加や不具合対応へと作業の範囲を広げていきます。システムの保守運用のプロジェクトを扱う企業であれば、長期で参入することも少なくありません。

参入当時はプログラマーとして活躍しつつも徐々に設計工程へ作業範囲を広げることができます。そのため保守運用や設計から開発までを一貫して携わる企業を中心に募集することを強くお奨めします。

プログラマーとSEの違い

プログラマーとSEの大きな違いは協調性です。プログラマー職では上級プログラマーやSEからの指示で作業することが多く、ソースの解析やコーディングなどパソコンに向き合う時間が大半を占めます。

SEはパソコンに向き合う時間も少なくありませんが、人と接する時間が増えるためコミュニケーション能力やチームワーク、協調性が重要となります。さらにシステム全体を俯瞰して物事を考える視点や、問題解決能力などが求められます。

プログラマー職の延長上の職種ではありますが、必要とされるスキルはプログラマー職とは異なりますので、技術志向が強い、コーディングをしたい方には不向きな面もあり注意が必要です。

まとめ

SE職は企業規模や商流によって、年収に大きな差があります。より優れた技術やスキルを習得するためには環境も変える必要があります。

年収アップの秘訣はより上流工程や役割を得ることにあります。

技術力を上げていくではなく、より優れたビジネス感覚やコミュニケーション能力を培うことが重要になります。

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